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平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業試験場費
事業名:

森林造成に関する研究

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農林水産部 林業試験場 森林管理研究室 

電話番号:0858-85-6221  E-mail:ringyoshiken@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算額 2,221千円 16,670千円 18,891千円 2.1人 2.7人 0.0人
31年度当初予算要求額 2,971千円 16,670千円 19,641千円 2.1人 2.7人 0.0人
30年度当初予算額 2,822千円 19,070千円 21,892千円 2.3人 2.4人 0.0人

事業費

要求額:2,971千円  (前年度予算額 2,822千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:2,221千円

事業内容

1 事業の目的 

森林の適正な管理と林業の成長産業化へ向けた新しい技術の開発等のため、森林造成に関するさまざまな試験研究を行う。

2 事業概要

番号
試験研究課題名
概要
要求額
(千円)
【新規】下刈り作業における熱中症対策
(H31〜32)
作業員の体温のクーリング方法を開発し、熱中症対策への効果を検証する。
(0)
750
【新規】鳥取県でのカラマツの育苗・植栽技術の確立
(H31〜34)
鳥取県に適したカラマツ育苗技術を確立し、標高別植栽地で生長量とシカ食害耐性を明らかにする。
(0)
818
初期成長の優れたコンテナ苗生産技術及び植栽実証試験
(H27〜31)
コンテナ苗の生産技術の確立と、活着率・初期成長の向上について実証試験を行う。
(588)
471
高齢広葉樹林の萌芽更新技術の確立
(H[28〜32)
高齢・大径化したナラ類を主とする広葉樹の萌芽更新技術を確立する。
(533)
477
早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験
(H29〜33)
早生樹の育苗技術及び、有用広葉樹の育林技術を確立する。
(514)
455
【終了】低コスト再造林・保育技術の確立
(H26〜30)
再造林経費削減を提言するため、低コストな造林・保育技術を確立する。
(667)
0
【終了】特用樹木の効率的増殖技術の確立
(H28〜30)
里山等での植栽が期待されている特用樹の優良品種の増殖技術を確立する。
(520)
0
(2,822)
2,971
                          ※上段()は前年度予算額

3 事業内容(平成31年度の主な取組)

(1)【新規】下刈り作業における熱中症対策
  • ヘルメットのクーリング装置及び給水装置を試作し、夏期の下刈り作業における作業員の体温低下等への効果を現場検証する。


(2)【新規】鳥取県でのカラマツの育苗・植栽技術の確立
  • 夏期のカラマツ1年生苗木の枯死原因調査を行う。
  • 植栽試験地を設定し、生長量とシカ食害調査を行う。


(3)初期成長の優れたコンテナ苗生産技術及び植栽実証試験
  • コンテナのタイプ別の植栽後の生長量調査を行う。
  • コンテナ苗の生産及び植栽技術に関する試験成果のとりまとめを行う。
 
(4)高齢広葉樹林の萌芽更新技術の確立
  • 伐採時期別の萌芽状況を継続調査する。
  • 前年度に行った時期別の芽かきの萌芽枝生育状況を調査する。

(5)早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験
  • 挿し木等による増殖試験を行う。
  • 植栽試験地の生長量の継続調査を行う。                                                

4 前年度からの変更点

森林造成に関する研究課題を統合した。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

(1)【新規】下刈り作業における熱中症対策
・林業における熱中症対策は、早朝作業や水分補給くらいしか実施されておらず、効果的な対策が進んでいない。

(2)【新規】鳥取県でのカラマツの育苗・植栽技術の確立
・鳥取県山林樹苗協同組合が数年前からカラマツ苗木生産を開始したが、夏期に原因不明の枯死が4〜5割生じている。
・鳥取水源林整備センターと鳥取県東部森林組合がカラマツ造林を試験的に数年前から開始しているが、本県の立地環境に適した植栽条件が明らかになっていない。


(3)初期成長の優れたコンテナ苗生産技術及び植栽実証試験
・27年度は優良スギを各種コンテナへ移植し、成長量を調査した。
・28年度は、優良スギをマルチキャビティコンテナに直挿し育苗をし、実用性を検討した。
・29年度は、直挿し苗の発根形態について調査した。現地植栽したコンテナ苗の活着・成長率を調査した。
・30年度は、植栽試験地における生長量等の継続調査を行った。
 
(4)高齢広葉樹林の萌芽更新技術の確立
・伐採樹齢別の萌芽率と萌芽枝の発生部位、萌芽枝の生存率を調査した。
・萌芽枝の本数調整として行う芽かきを時期別に実施した。

(5)早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験
・早生樹に関する情報収集を実施(早生樹セミナー、植栽事例調査、他県植栽地の現地研修等に参加)した。
・場内のセンダンから採種を行い、育苗に必要な種子データ、発芽試験、施肥試験を行った。
・センダン苗木を県内5カ所に植栽し、活着及び成長調査を実施中である。

(6)【終了】低コスト再造林・保育技術の確立
・高刈りでも造林木の生長に影響がないことを明らかにした。
・高刈りの方が作業効率がよく、刃の損耗も少なかった。

(7)【終了】特用樹木の効率的増殖技術の確立
・優良な特用樹(トチ、クワなど)の増殖技術を確立した。

これまでの取組に対する評価

(1)【新規】下刈り作業における熱中症対策
・林業の担い手確保のためにも、労働環境の改善として「熱中症対策の本研究課題には関係者から期待が集まっている。


(2)【新規】鳥取県でのカラマツの育苗・植栽技術の確立
・カラマツの育苗のノウハウのない県内の苗木生産者から本研究課題は大いに期待されている。
・現地に試験的にカラマツを植栽している関係者からは、成長やシカ食害耐性の解明を目指す本研究課題が期待されている。


(3)初期成長の優れたコンテナ苗生産技術及び植栽実証試験
・コンテナの種類による成長の違いについて、マルチキャビティコンテナ育苗苗が比較的成長が良かった。
・現地植栽後の成長量は、マルチキャビティコンテナ300ccで育苗した苗が最も高い成長率だった。
・直挿し苗の発根は、挿し穂の切り口より上部でみられた。
・現地植栽苗および発根試験苗は、引き続き成長調査を行う。

(4)高齢広葉樹林の萌芽更新技術の確立
・従来は60年生以上の高齢広葉樹は萌芽更新は困難とされてきたが、萌芽時期を冬期にすれば萌芽することがわかった。
・今後は、萌芽枝の生長を促すため本数調整する芽かきを時期別に実施し、高齢広葉樹に適した萌芽更新技術の確立を行う。

(5)早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験
・施肥試験の結果、センダンは肥料要求度が高い樹種ということが分かった。
・センダンは雪に弱く、雪折れ被害が顕著であることがわかった。


(6)【終了】低コスト再造林・保育技術の確立
・高刈りの有用性が明らかとなり、他県からも成果が注目されている。
・当初期待したとおりの試験成果が得られた。

(7)【終了】特用樹木の効率的増殖技術の確立
・発根性が悪い特用樹を挿し木で増殖する技術を確立した。

工程表との関連

関連する政策内容

安全かつ低コスト林業推進のための搬出・造林・保育・育苗技術、森林病虫害の被害防止技術、県産材の加工利用・用途拡大等に係る技術等に関わる研究開発

関連する政策目標

3.早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験
・早生樹、有用広葉樹等の育苗・育林技術の開発(センダン、コウヨウザン等の育苗試験、植栽試験)
4.高齢広葉樹林の萌芽更新技術の開発
・高齢・大径化した広葉樹林の萌芽力及び萌芽成長試験(ナラ類、シイ・カシ類の萌芽率・成長量・枯損調査)
8.コンテナ苗生産技術及び植栽実証試験
・コンテナ苗の育苗技術試験(挿し木の発根試験、植栽後の活着率・成長量評価)


財政課処理欄


 下刈り作業における熱中症対策は、医学的な検証方法を検討した上で実施されるべきと考えます。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 2,822 0 0 0 0 0 0 0 2,822
要求額 2,971 0 0 0 0 0 0 0 2,971

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,221 0 0 0 0 0 0 0 2,221
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0