事業名:
現在(いま)と未来を担う良食味品種のブランド化を目指す研究
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農林水産部 農業試験場 環境研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
31年度当初予算額 |
2,668千円 |
12,701千円 |
15,369千円 |
1.6人 |
2.0人 |
0.0人 |
31年度当初予算要求額 |
2,668千円 |
12,701千円 |
15,369千円 |
1.6人 |
2.0人 |
0.0人 |
30年度当初予算額 |
2,715千円 |
7,945千円 |
10,660千円 |
1.0人 |
1.7人 |
0.0人 |
事業費
要求額:2,668千円 (前年度予算額 2,715千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:2,668千円
事業内容
1.事業の背景
1 平成26年〜28年に実施した「きぬむすめの食味・等級の高位安定化栽培技術の確立」 試験では、県産「きぬむすめ」は外観品質は良いが、食味と関連のある玄米タンパク質 含有率は年次により高、低の差が大きく、地域によるバラツキがみられる。
2 平成28年は「きぬむすめ」を中心にごま葉枯病が多発、品質・食味低下がみられた。
3 温暖化の影響と思われる、早生品種「コシヒカリ」「ひとめぼれ」の品質不良が毎年問題となる。一方、新品種として鳥取農試で育成した「鳥系93号」は、高温に強いだけでなく、良食味で収量性も良く栽培メリットが大きい。
2.目的
1 「きぬむすめ」の健全な根域環境を維持する土壌管理基準の作成により、低食味地域の品質、食味改善をはかる。
2 「鳥系93号」の品質、食味、収量を重視した生産技術の確立をはかる。
3.事業の内容
1 「きぬむすめ」食味の高位平準化に向けた技術開発
(1)低食味改善による良食味米の生産安定
・栽培法による改善技術の確立(地域限定)
・仕分けによる改善(収穫前の食味予測法の検討)
(2)ごま葉枯病対策
・「きぬむすめ」の当病害に関する感受性調査
・遊離酸化鉄、可給態ケイ酸を中心とした土壌の実態調査と、「きぬむすめ」に対する土壌改良の目安を策定
2 次世代品種の現地適応性、市場評価等の把握
(1)「鳥系93号」の県内各地における現地適応性
・異なる栽培管理(作期、穂肥時期)、環境要因(標高、土壌)での状況を調査し、現地適応性を把握
(2)良質良食味米を生産する栽培条件
・(1)で品質食味が優れるデータを抽出、等級と食味に優れる栽培条件を把握
(3)需要拡大につながる「鳥系93号」の加工適性、食味特性
・米の性状が活かせる精米等加工適性の把握
・南魚沼産コシヒカリ等、全国の「特Aランク」玄米との比較により、「外観」、「食感」、「味」の特徴を把握。販路開拓に向けた基礎資料化
4.事業期間および年次計画
 | H30 | H31 | H32 |
1.「きぬむすめ」食味の高位平準化に向けた技術開発 |  |  |  |
1)低食味改善による良食味米の生産安定 | ○ | ○ | ○ |
2)ごま葉枯病対策 | ○ | ○ | ○ |
2.次世代品種の現地適応性、市場評価等の把握 |  |  |  |
1)「鳥系93号」の県内各地における現地適応性 | ○ | ○ | ○ |
2)良質良食味米を生産する栽培条件 | ○ | ○ | ○ |
3)需要拡大につながる「鳥系93号」の加工適性、食味特性 | ○ | ○ |  |
5.「鳥取県農業生産1千億円達成プラン」における位置づけ
・水田農業の収益性向上
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
(1)「きぬむすめ」食味の高位平準化に向けた技術開発
・農試場内ほ場および現地ほ場(鳥取市青谷町)で、穂肥施用法による食味向上試験を実施した。
・現地ほ場(岩美町、三朝町)において鉄資材投入によるごま葉枯病対策について調査を実施した。
(2)「鳥系93号」の県内各地における現地適応性
・異なる栽培管理(作期、穂肥時期)、環境要因(標高、土壌)での状況を調査し、現地適応性を把握
これまでの取組に対する評価
・地力が高い地域における「きぬむすめ」の食味向上に向けた穂肥施用法(窒素施容量)の検討について一定の目処がついた。今後も継続して調査を行いたい。
・ごま葉枯病対策として、今年度は根の活性について調査を新たに行うことができた。根の活性と収量、品質、ごま葉枯病対策について今後解析して、来年度の試験に繋げていきたい。
・「鳥系93号」を様々な現地において栽培試験を行い、標高、土壌、作期による生育、収量等を、需要拡大につながるように「鳥系93号」の「食感」「味」の特徴を調査しており、「鳥系93号」の平成31年度の本格デビューに向けて準備が整いつつある。
工程表との関連
関連する政策内容
市場に打って出る魅力あるオリジナル品種の育成、高付加価値化技術の開発
関連する政策目標
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
2,715 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,715 |
要求額 |
2,668 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,668 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
2,668 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,668 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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0 |