【「木づかいの国とっとり」推進プロジェクト】
森林・林業・木材産業・設計・建設業の民間団体と県が連携して、県産材利用を進める上での課題及びその解決策を検討し、取組を進める「木づかいの国とっとりを実現する会」が平成28年6月30日に組織化された。
県産材のPRについては、平成28年度に作成した県産木製品カタログを拡充・増刷し、引き続き、県内外の消費者へPRするとともに、木づかいの国とっとりを実現する会が中心となって行う県産材PRイベントの開催を支援し、県産材の情報発信を行う必要がある。
また、林業試験場の新たな技術や県内製材品の活用を図るための講習会等を開催し、県産材の利用拡大につなげる。
【とっとり木育事業】
県内の森林資源が充実しつつある中、県民の「木を使って森を育てる」という意識を育てていく必要がある。
本県では「子育て王国とっとり」として、子育て支援に関する施策を進めており、子どもたちの健全な成長に寄与し、木の良さやその利用の意義を学ぶ「木育」に取り組むことは有効。
主にこれまであまり木と触れ合うことがなかった未就学児を対象にした木育に取り組むとともに、保護者も木に触れる・学ぶ機会を提供する。
人・もの・情報等が集中する東京において、「県産材・木育PRイベント」を実施し、「木育広場」とあわせて県産材製品の展示や移住に関する情報提供コーナー、観光PRコーナー等を設置し、「木育」を通じて県産材製品のPR、移住定住や観光客誘致促進につなげる取組を推進する。
県としては平成26年度から木育を推進してきたが、木育に取組む民間団体が少ないのが課題であり、木育を行う指導者の育成や木育に取組む団体や指導者のネットワーク形成が課題となっている。