これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館のこれまでの取り組み>
◆昭和56年度 「山陰海岸科学館」としてオープン
◆平成18年度 「山陰海岸学習館」として県立博物館に附置
8月に専任学芸員(海洋生物)を配置
・平成22年4月24日 山陰海岸ジオパークの拠点施設としてリニューアルオープン。
・平成25年1月 山陰海岸ジオパークの魅力を紹介する3D映像「大地と海の物語」を制作し、上映開始。
・平成26年3月 3D映像「神秘と生命の物語」を制作。2作品上映。
・平成28年2月 ダイオウイカ展示
◆平成28年4月 知事部局に所管換え「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」としてリニューアルオープン
・平成28年9月 デジタル地球儀を導入し展示開始
・平成29年4月 3本目の3D映像「大地と人の物語」上映開始。3作品上映。
・平成30年 デジタルサイネイジ設置予定
<達成度>
【入館者数の推移】
<年間> (上半期:4〜9月)
・平成21年度 10,255人 (8,233人)(リニューアル前)
・平成22年度 39,084人 (25,562人)(リニューアル後)
・平成23年度 34,012人 (23,465人)
・平成24年度 31,846人 (20,062人)
・平成25年度 30,415人 (19,686人)
・平成26年度 26,064人 (18,043人)
・平成27年度 19,957人 (12,391人)
・平成28年度 23,875人 (14,800人)(知事部局所管換え)
・平成29年度 23,170人 (16,115人)
・平成30年度 (15,821人)
※平成21年度のリニューアルオープン後は、多くの来館者を集め、家族や個人での来館だけではなく、小中学校や公民館などの団体利用が増加した。
・平成22年度に、地学系学芸員を新規採用し、ジオパークの教育・学術面にも積極的に貢献する体制を整えた。
・平成23年度からは、展示解説・体験コーナーの担当非常勤専門員を1名増員し、急増した来館者への適切な対応とサービス向上に努めた。
・3D上映は、平成29年9月までの平均で、入館者の約半数が視聴している。
・平成28年度から、「岩美ジオフィールド」として、渚交流館と一体的にジオパーク活動に取り組んでおり、来館者増につなげる取組を行っている。
これまでの取組に対する評価
・山陰海岸ジオパークの拠点施設として、平成22年4月のリニューアルオープン後の来館者数・小中学校を含む団体利用・学芸員派遣の要請数などから判断して、一定の成果が得られていると考える。
・平成24、25、28年度と3D映像の映像資料の制作に取り組み、現在、3作品を毎日上映している。全来館者の約半数が3D映像を視聴しており、山陰海岸ジオパークの普及に貢献している。特に学校や公民館の来館利用で3D映像が活用されている。
・平成26年9月に、世界ジオパークネットワーク加盟の再認定を受け、拠点施設としての充実がより求められた。普及活動の要望や講師派遣等の依頼も多く、一人一人の業務の効率化・高度化に応じた労働条件等の整備をした上で、調査研究や資料収集を充実させ、展示物の充実や普及活動の貢献など、より充実した事業を行うこととした。
・平成26年3月に「山陰海岸学習館の在り方策定検討委員会」から教育長へ山陰海岸学習館に求められる役割等の提言を受けたことに基づき、平成27年3月に「山陰海岸学習館の機能充実に向けた対策基本計画」を策定した。
その後、当該計画に則って、順次、来館者アンケート等の新たな対策を導入・推進している。
・平成28年度4月から知事務局に所管替えとなり、観光客誘致の取組を強化した。普及講座も回数を増やし、ジオパークやトレイル関係イベント、新たな展示物の効果もあり、減少気味であった来館者数が増加に転じた。
・昨年度の日本ジオパークの再認定審査及び、今年度の世界ジオパークの再認定審査で、デジタル地球儀によるジオパークのコンテンツが高評価を得た。今後も展示物の充実をはかるとともに、拠点施設同士のネットワークの構築や、中核拠点施設としての来館者への情報提供など、工夫した取り組みが必要である。