平成25年度工程表
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農林水産部 農林総合研究所 畜産試験場の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者

部局名部局長名所属名所属長名職員数
農林水産部農林総合研究所部長 西山信一 所長 下中雅仁畜産試験場赤井精36

組織ミッション

「活力ある畜産農家と、消費者から信頼され環境に優しい畜産」の実現に向けた研究と技術開発を目指します。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

市場競争力を高める低コスト生産技術の開発。

(2)長期的目標

政策項目(アジェンダ)将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

(3)今年度の目標

牛の受精卵移植における受胎率向上を目的とした、ホルモン剤投与の受胎率促進効果の取り纏めを行う。乳牛の空胎日数の改善を図るため、生殖器の動向と泌乳曲線平準化による繁殖性向上の取り纏めを行う。

2.測定指標

測定指標なし

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1牛胚移植の受胎率向上技術の開発 (トータルコスト予算額16139千円)牛の凍結受精卵移植は、季節、牛の状態等により受胎率に格差が見られる。受胎率を安定的に向上させることを目指して、ホルモン剤の受胎促進効果について検証する。今年度は、データの取り纏めと効果の検証を行う。
2乳牛の繁殖性向上試験 (トータルコスト予算額26609千円)乳牛の繁殖成績は、全国的に低下傾向にあり、経済損失が大きな課題となっている。このため、空胎日数の改善を図る事を目的として、分娩後の生殖器の動向と泌乳曲線の平準化による繁殖成績の向上を図る。今年度は、データの取り纏めと指標となる数値について検討する。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
△(やや遅れ) 
達成度の評価
5
評価理由
2課題共に傾向は確認できたが、深く掘り下げた考察が不足している。 

H25年度の取組成果
HCGの投与による受胎率の促進効果を検証するため移植試験を実施した。HCG投与群33頭と無処置群33頭に受精卵を移植し、血液生化学的検査並びに黄体・卵巣の動向を観察分析した。 移植試験の結果、HCG投与群の受胎率65.5%、無投与群41.4%であり、移植時にHCGを投与する事により血中プロゲステロン濃度が高まり、受胎率も高かったことから、HCG投与の効果が認められた。血液生化学的検査では著変を認めなかった。
農家の牛(16頭)と当場の牛(30頭)を供試牛とし、超音波診断装置を用いて卵巣、黄体等の画像データの収集を実施した。 分娩100日までに受精可能な発情が再帰する生殖器動態の目安は黄体長径25ミリ以上で有り、かつ100日以内に受胎する目安は卵巣長径45ミリ以下であると考えられた。また、黄体/卵巣比率0.6が良好な繁殖成績が得られる生殖器動態の目安になると考えられた。
課題今後の取組
HCG投与の効果は確認できたが、飼養管理、品種、年齢、産歴、季節等の影響について掘り下げた考察が出来なかった。今回、共同して試験を実施した牧場・農家と連携して例数の確保に努め分析を行う。
生殖器動態の目安は得られたが、今後、牛群検定成績データとの相関について分析が必要である。生産農家の協力を得て、牛群検定成績のデータを蓄積し相関について分析を進める。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。


この工程表へのお問い合わせ

畜産試験場 所属長名 赤井精 電話番号 0858-55-1362


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