農林水産部 畜産課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
農林水産部 | 西山 信一 | 畜産課 | 小松 弘明 | 16 |
組織ミッション
「食のみやこ鳥取県」を支える畜産物のブランド化、安定供給の推進
○和牛、乳製品、地鶏や豚などのブランド化を推進するために、増産体制を構築する
○安心・安全な畜産物の生産に必要な衛生管理体制を整備する
○高品質な畜産物の安定供給のため、更なる自給飼料の増産・利用体制を推進する
1.政策内容と目標
(1)政策内容
・安定した生乳生産量を確保し、鳥取県産牛乳を原料とする製品の国内販売の増や輸出等によりブランド化を進める。
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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○
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●政策項目
アジェンダ | 政策項目 |
U 産業未来・雇用創造 | 特産作物の振興、集落営農等の競争力強化、遊休農地活用、地鶏生産強化、漁船リース支援、低コスト林業化、六次産業化などを進め、魅力ある農林水産業の発展を促進します。 |
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | F-2育種改良や飼養技術の向上等により、「鳥取和牛」「大山赤ぶた(デュロック種)」「鳥取地どりピヨ」など、おいしい鳥取ブランドを形成します。子牛・肉牛の出荷頭数の増加や高価格販売により「和牛王国鳥取」の復活を目指します。県内産の自給粗飼料を給与し、生産・加工を県内で行い、安全で安心な付加価値の高い牛乳を生産します。 |
(3)今年度の目標
生乳生産量:60,000トン
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 58,900トン | 59,562トン | 60,000トン | 59,022トン | 62,000トン |
時点 | 平成23年 | 平成24年 | 平成25年 | 平成25年 | 平成30年 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
将来ビジョン | | 「食のみやこ鳥取県」を支える畜産物のブランド化を進め、安定供給を図るため |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | がんばる酪農支援事業(乳牛緊急増頭事業) (トータルコスト予算額39644千円) | 平成30年度に鳥取県の生乳生産量を62,000tにするため、大山乳業農協が緊急的に乳用牛を導入する事業に対し融資し、分娩2回までに生じた受精卵移殖等の育成経費増加分や、育成段階での死亡・長期未受胎について1/2を助成
4月:事業説明会
4〜3月:事業実施 |
2 | 次世代につなぐ酪農支援事業 (トータルコスト予算額9944千円) | 酪農家等が組織する農作業受託組織で、飼料収穫作業等を県内の建設業者等に委託することが実際に可能かをモデル実証事業という形で検証する。
5月:事業説明会
8〜10月:事業実施 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
△(やや遅れ) |
達成度の評価 |
5 |
評価理由 |
購入飼料の高止まりや高齢による廃業農家が予想よりも多かったため、生乳生産量が伸び悩んだ。 |
H25年度の取組 | 成果 |
がんばる酪農支援事業では約70頭の牛が導入され、受精卵移植を実施しながら育成中である。移植を実施した育成牛にについては、ほぼ受胎しており、順調に事業が進んでいる。 | 廃業農家が予想よりも多く、預託乳牛による生乳生産量の増加を相殺してしまった。 |
8月初旬よりトウモロコシの農作業受託組織で建設事業者に一部作業を委託し、モデル実証中である。 | 建設事業者への作業委託では概ね順調であるとの評価がある一方、自給飼料生産機械の取扱がやや不十分な点があるとの生産者からの指摘もあった。 |
課題 | 今後の取組 |
農家の高齢化と共に購入飼料の高止まりが経営を圧迫していることなど、中小規模の農家の離農が見られる。 | 県下一農協である大山乳業農協が生産部門を強化するために、直営農場の建設や運営を考慮する必要がある。
その場合、県としても支援体制を考慮する必要がある。また、酪農の担い手農家に対する支援(次世代につなぐ酪農支援事業)をおこない、1戸当たりの飼養頭数を増やし、規模拡大を促進する必要がある。 |
畜産物全般に言えるが、生産しても流通部門での流れが悪いため、順調な生産数量増加に至らないことが多い。 | 日本一の乳質を誇る県産牛乳を売り出すための営業や販路拡大を支援することで、生乳生産量の増加を図る体制強化を考慮する必要がある。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
この工程表へのお問い合わせ
畜産課 所属長名 小松 弘明 電話番号 0857-26-7289