中部総合事務所 福祉保健局 健康支援課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
中部総合事務所福祉保健局 | 所長 中山孝一
局長 大口 豊 | 健康支援課 | 長谷川ゆかり | 15 |
組織ミッション
県民がいきいきと健康で安心した暮らしができるように保健・医療サービスの推進を図る。
・がん、生活習慣病の予防とともに健康づくりへの支援
・感染症等健康危機管理への迅速・適切な対応
・安心・安全な医療サービスの提供
1.政策内容と目標
(1)政策内容
胃がん死亡率を減少させるため胃がん検診受診率の向上を図る
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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○
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(3)今年度の目標
中部地区の胃がん検診受診率33.6%
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 16.8% | 21.4% | 33.6% | | 33.6%(モデル事業3年目H25年度) |
時点 | 平成20年度 | | | 平成26年2月末 | − |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 鳥取県がん対策推進計画 | 受診率を上げることにより胃がんの早期発見を促進できることから指標とした。 |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 胃がん死亡ゼロのまち中部プロジェクト事業 (トータルコスト予算額7968千円) | 中部地区は他圏域に比べ胃がん死亡率・胃がん検診受診率が低いことから、管内1市4町及び地域がん診療連携拠点病院、中部医師会等と連携し胃がん検診受診率向上を目指す。
ア 胃がん一次検診受診の普及と県民への教育
○医師の技術向上研修及び精度管理
・胃がん検診実施医療機関を対象に、検診のテクニック及び精度管理の向上のための研修会を実施。
(年2回)
○胃内視鏡検診が身近で受けられる体制づくり
・かかりつけ医研修の実施 ・かかりつけ医で受診勧奨していただくためのポスター・ちらしの作成・配布
○胃がん検診受診について県民への教育
・中部弁でのラジオスポットによる継続的な広報 ・
(ラジオスポットの放送、1市4町巡回キャラバンの実施)
・健康づくり推進員等へのがん検診推進研修会の実施
・出前講座(各市町から推薦いただいた企業に出前講座を実施。実施した企業から次の企業を紹介してい
ただき実施企業を拡大する。
イ 中部地区胃がん検診推進連絡会の開催 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
・受診率は、当初の目標には届かなかったものの、取り組みにより他圏域とほぼ同様の受診率まで向上した。
・住民意識の変化、受診体制づくりの推進、かかりつけ医からの受診勧奨、各市町の独自の取組みの推進。 |
H25年度の取組 | 成果 |
○医師の技術向上研修及び精度管理
1 中部医師会が7月及び11月に検診医を対象にした研修会を実施した。 | 参加した医師(延71人))の検診技術向上が図られた。 |
○胃内視鏡検診が身近で受けられる体制づくり
1 中部医師会の4月の常会で、参加した医師に対して、かかりつけ医からの受診勧奨の推進について理解と協力を求めた。
2 かかりつけ医から検診受診を勧めるためのポスターとチラシを作成し、中部医師会の協力を得て、管内医療機関に貼付し、かかりつけ医からの受診勧奨を促進した。 | かかりつけ医からの受診勧奨が促進された。 |
○胃がん検診の受診について県民への教育
1 中部地区胃がん死亡ゼロのまち強化月間(5月・9月)に各市町村一斉に街頭キャンペーンを実施するとともに、中部弁を用いて、がん体験をラジオCMで放送し、受診を促した。
2 学校で(子どもや保護者)、事業所(事業主、従業員)を対象に、平成23年度、平成24年度に作成したDVD等を活用した出前講座を実施した。
3 企業の従業員への受診勧奨ちらしを作成し、配布した。
4 希望する企業への出前講座を実施した。
5 市町と協同し、がん検診について独自の取り組みを行った事業所を、市町広報誌で紹介した | 市町の取り組みも進み、住民の意識変化を促し、受診率向上につながった。
胃がん検診受診者の増加:H20(指標)16.8%→H25見込 22.5%
(内視鏡H20 4.9%→H25見込 12.1%)
未受診者の受診者の増加:H23 1950人、H24 2398人
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○ 中部地区胃がん検診推進連絡会等の開催
1 「胃がん検診推進援連絡会」を「がん対策推進会議」として開催し、医療機関、住民の代表、その他関係機関から意見を聴取し、胃がん検診受診率向上のための具体的な方法にについて協議した。
2 「胃がん検診担当課長会」を、次年度に向けて「がん対策担当課長会」として開催し、圏域の市町村の検診体制等について協議した。 | 胃がんの取り組みを活かして、他のがんにも拡げて取り組みを進めることになった。 |
課題 | 今後の取組 |
このプロジェクト事業によって培った気運や手法を、他のがん検診にも拡げ、中部一丸となった取り組みを進める。 | 平成26年度から「めざせ受診率50%!中部地区がん検診受診率向上推進事業」と実施し、ソーシャルキャピタルの醸成を含め、本事業を活かした発展的な取り組みを行う。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
この工程表へのお問い合わせ
健康支援課 所属長名 長谷川ゆかり 電話番号 0858-23-3146