農林水産部 森林・林業振興局 森林づくり推進課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
農林水産部森林・林業振興局 | 部長:西山信一
局長:嶋沢和幸 | 森林づくり推進課 | 伊藤 賢 | 11 |
組織ミッション
県民に多くの恩恵をもたらす森林づくりの推進
◯森林の保全・整備の促進
◯森林の新たな活用促進
1.政策内容と目標
(1)政策内容
◯ 二酸化炭素の吸収や水の供給源等としての役割を維持増進させるため、間伐を中心とした森林の保全・整備を推進するとともに、森林や林業の重要性に対する県民の理解を促進します。
◯ 「とっとり共生の森」参画企業や「美鳥の大使」と連携した森づくり、「J−クレジット」制度の普及、森林環境保全税を活用した森林の保全・整備を推進します。
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
○
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○
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○
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○
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●政策項目
アジェンダ | 政策項目 |
X 彩り、輝き - 鳥取の誇り | (@-1,2,3に続いて) また、中海や湖山池などの水質改善や、地球温暖化を防ぐ森林整備、共生の森や里づくりなどに取り組むとともに、ごみリサイクル率30%を目指します。【このうち、地球温暖化を防ぐ森林整備、共生の森や里づくりの取り組みについて】 |
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | V【守る】鳥取県の豊かな恵み・生活を守り、次代へつなぐ | B-2二酸化炭素の吸収や様々な活動の源となる上質な水の供給源としての役割などの、森林の環境面への貢献や、森林の手入れを適切に行い、森林を活用することが環境を支えることにつながることなど、森林や林業の重要性に対する県民の理解を促進し、森林の健全な整備・保全を進めます。 |
2 | V【守る】鳥取県の豊かな恵み・生活を守り、次代へつなぐ | B企業等が森林保全活動を行う「とっとり共生の森」による企業と連携した森づくりや、森林環境保全税を活用した森林の保全・整備を推進します。 |
3 | V【守る】鳥取県の豊かな恵み・生活を守り、次代へつなぐ | C間伐等を着実に進め、健全化した森林が二酸化炭素吸収源として有効に機能することを目指します。間伐材の利用を促進します。 |
●所属で設定する長期目標(設定がある場合のみ)
森林の持つ環境保全機能の回復(共生の森参画企業数、間伐面積)、人と自然のふれあいの確保(新たな森林の活用の取組)
(3)今年度の目標
間伐面積:4,400ha、「とっとり共生の森」への新規参画企業:1社、「県有林J-クレジット」新規販売企業:2社、森林活用への新規の取組:1取組
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 3,500ha | 5,476ha | 4,400ha | 3,731ha(見込み) | 4,500ha/年 |
時点 | H16 | H23 | H25 | H25 | H26 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
環境イニシアティブプラン その他計画等 | 鳥取県森林・林業・木材産業再生プラン | |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
「とっとり共生の森」への新規参画企業数 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 2社 | 1社 | 1社 | 1社 | 1社/年 |
時点 | H21 | H24 | H25 | H25 | H26 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
環境イニシアティブプラン その他計画等 | 鳥取県森林・林業・木材産業再生プラン | |
指標3
指標名 | 指標の分類 |
「県有林J-クレジット」の新規販売企業数 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 3社 | 4社 | 2社 | 1社 | 2社/年 |
時点 | H22 | H24 | H25 | H25 | H26 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 鳥取県森林・林業・木材産業再生プラン | |
指標4
指標名 | 指標の分類 |
森林活用への新規の取組数 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 0取組 | 1取組 | 1取組 | 1取組 | 1取組/年 |
時点 | H22 | H24 | H25 | H25 | H26 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
環境イニシアティブプラン | | 森林を守り育てる意識を育むため、森林セラピー等、人が自然とふれあう新たな取り組みが必要 |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 造林事業 (トータルコスト予算額1078142千円) | 森林経営計画策定者等が行う間伐等の森林施業への支援 |
2 | 治山事業(保育) (トータルコスト予算額16943千円) | 保安林の間伐、下刈り等の実施 |
3 | 保育事業費 (トータルコスト予算額33202千円) | 県有林、県行造林における間伐等の実施 |
4 | とっとり共生の森支援事業 (トータルコスト予算額16247千円) | 企業への「とっとり共生の森」制度等の普及、企業との森林管理保全協定締結、企業の森林保全活動への協力 |
5 | 森林J-VER推進事業 (トータルコスト予算額9563千円) | 企業への「J−クレジット」制度等の普及、「県有林J−クレジット」の販売促進 |
6 | とっとり環境の森づくり事業(林業振興費) (トータルコスト予算額106710千円) | 森林環境保全税を活用した竹林の整備、森林体験企画の実施に対する支援等 |
7 | とっとり環境の森づくり事業(造林費) (トータルコスト予算額78679千円) | 森林環境保全税を活用した間伐等森林施業の推進 |
8 | とっとりグリーンウェイブ推進事業(とうほくとっとり・森の里親プロジェクト) (トータルコスト予算額7604千円) | 東日本大震災で津波被害を受けた岩手・宮城・福島県の種子を県内で育成し、里帰りさせる活動を多くの県民の参加を得て実施 |
9 | とっとりグリーンウェイブ推進事業(美鳥の大使交流事業) (トータルコスト予算額9207千円) | 第64回全国植樹祭会場での自由植樹や、美鳥の大使による海岸林一斉植樹、とっとりグリーンウェイブ森林環境・森林体験フォーラムの開催等による県民意識の醸成 |
10 | とっとりグリーンウェイブ推進事業(森林セラピー推進モデル事業) (トータルコスト予算額10993千円) | 智頭町の森林セラピーの取組支援によるモデル確立と、同様の取組の県内各地への波及 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
△(やや遅れ) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
「とっとり共生の森」への新規参画企業や森林活用への新たな取り組みについては目標どおり達成したが、間伐面積及びJ−クレジットの販売については遅れが生じており、目標達成に至らなかった。 |
H25年度の取組 | 成果 |
森林整備(間伐)の推進 | 切捨間伐から搬出間伐へのシフトの影響もあり、間伐面積としては目標に届かないが、作業路網の整備や施業集約化は確実に促進されている。 |
「とっとり共生の森」の取り組み拡大 | 9月に新規参画企業1社と協定を締結し、目標を達成。また、前期協定期間終了に伴い、期間を延長した1社と再度協定を締結した。 |
「県有林J−クレジット」の販売促進 | 県有林では9月に1社と売買契約を締結したにとどまり目標に届かなかったが、県有林以外で売買契約を締結した3社を「とっとりの森を守る優良企業」として認定するなど、県内の取組は広がっている。 |
森林活用への新たな取り組み | 森のようちえんへの新たな取り組みが1団体でスタートし、目標を達成した。 |
課題 | 今後の取組 |
森林整備の促進 | 作業路網の整備や施業集約化により間伐を促進するとともに、持続可能な森林経営を行うために、人工林の皆伐再造林の促進についても検討を本格化させていく。 |
「県有林J−クレジット」の販売促進 | 景気の動向を見ながら、「地域コーディネーター」を有効に活用して販売を促進する。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
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森林づくり推進課 所属長名 伊藤 賢 電話番号 0857-26-7306