平成25年度工程表
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中部総合事務所 農林局 東伯農業改良普及所の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者

部局名部局長名所属名所属長名職員数
中部総合事務所農林局所長 中山孝一、局長 今井敏彦東伯農業改良普及所為計田ひろみ18

組織ミッション

消費者ニーズに応じた農産物づくりや農業者による加工販売を支援し、儲かる農業を実現
1 地域農業の担い手の育成・確保
2 新品種・新技術を活用した地域特産物づくりへの支援
3 農業と他産業との連携推進(6次産業化、農商工、農福等)

1.政策内容と目標

(1)政策内容

新品種・新技術を活用した地域特産物づくりへの支援

(2)長期的目標

政策項目(アジェンダ)将来ビジョン環境イニシアティブプランアクションプラン(教育振興基本計画)その他

●政策項目

アジェンダ政策項目
U 産業未来・雇用創造梨の新品種栽培面積を2.5倍(現在69ha)に拡大するなど、付加価値の高い県産品ブランドを推進します。

●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)

番号大項目取組みの方向性
1T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらくD-1年間を通じて切れ目なく本県のいろいろな農産物を出荷するとともに、鳥取オリジナル品種、こだわりのある農産物等(二十世紀梨につながるリレー出荷(連続的な出荷)が可能な梨新品種の導入による鳥取梨のシリーズ化等)を育成・普及します。

(3)今年度の目標

水稲中生品種「きぬむすめ」の推進、梨新品種の導入推進と栽培技術向上、ラッキョウ赤枯病対策における種球温湯処理技術の定着、平均乳量の向上

2.測定指標

指標1

指標名指標の分類
きぬむすめ作付面積(割合)成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値239ha(18%)327ha(24%)345.7ha(25.8%)340ha(25%)
時点24年度末25年度末25年10月1日26年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等平成25年度東伯農業改良普及所普及指導計画書コシヒカリ一極集中からの分散を図る。割合は水稲作付面積に対するもの。

指標2

指標名指標の分類
梨新品種(新甘泉、秋甘泉)の苗木導入面積成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値7.0ha7.3ha8.8ha7.7ha
時点24年度末25年度末26年度末26年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等平成25年度東伯農業改良普及所普及指導計画書

指標3

指標名指標の分類
らっきょう温湯処理実施の栽培面積割合 成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値42%50%46%70%
時点24年度末25年度末25年度末26年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等平成25年度東伯農業改良普及所普及指導計画書

指標4

指標名指標の分類
1頭当たりの平均乳量が向上した農家数成果指標
基準値年度当初値今年度目標値今年度実績値長期的目標値
数値134
時点25年度末25年度末
根拠となる計画等その他計画の名称計画指標の選定理由
その他計画等平成25年度東伯農業改良普及所普及指導計画書

3.目標を実現するための主要事業・主要制度

番号主要事業・主要制度事業概要・スケジュール
1農業改良普及指導活動費 (トータルコスト予算額817146千円)・きぬむすめの拡大へ向け、増収のための肥培管理技術の普及、省力化を目標とした緩効性肥料体系の確立、箱施用剤の検証を行う。 ・新品種「なつひめ・新甘泉・夏さやか果実特性の確認、栽培管理技術の普及、幼木育成を支援する。 ・今後温湯処理が増加し、処理しきれない可能性が考えられるので、温湯処理後に冷蔵保管することで処理量増加をはかれるよう支援する。(温湯処理後冷蔵保管による生育や病害発生の状況を確認する。) ・牛群検定成績等を指標として給与飼料の分析を行い、飼料構成を改善することによって平均乳量の向上を図る。

4.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
○(予定どおり) 
達成度の評価
6
評価理由
管内のきぬむすめ作付割合が、計画より1年早く25%を越えた。梨新品種を積極的に導入する動きは少ない中、「新甘泉」については関心が高まった。種球温湯処理希望の増加に対し、再冷蔵処理で対応可能であることがわかった。平均乳量が向上した重点対象農家は、13戸中4戸で、9戸が目標未達成となった。   

H25年度の取組成果
・巡回や指導会等を通じて、きぬむすめの栽培技術向上を図るとともに栽培のPRを行った。 ・きぬむすめの栽培技術の検証と実態把握を行った。 ・管内のきぬむすめ作付割合が、25.8%に増加した。
・ナシ新品種の普及促進のため「夏さやか」「秋甘泉」の実証ほを設置し、栽培管理や果実品質の実証展示を行った。 ・新品種への更新を促進するため、新品種の栽培研修会や試食会への参加、接ぎ木講習会の開催を提案した。 ・「新甘泉」を最有望と判断し、「新甘泉」の接ぎ木研修会(秋接ぎ)、幼木や若木でのせん定研修会を開催した。 ・「新甘泉」への接ぎ木更新を希望する声があり、個別に秋接ぎの指導支援も実施した。 ・「新甘泉」の苗木導入数:581本増(大栄 182、東伯 284、赤碕 115 本)  ・「秋甘泉」の苗木導入数:170本増(大栄  60、東伯  58、赤碕 170 本)    合計751本≑1.8ha相当増
・温湯処理後冷蔵処理(再冷蔵処理)して植付けた種球の生育状況と赤枯病発生状況を調査した。 ・生育は順調で、赤枯病はほとんど発生しなかったので、再冷蔵処理も可能であると確認できた。 ・26年産の温湯処理は、栽培面積の約46%(37ha分)で昨年より2ha分処理量が増えた。 ・処理量は増えたが、再冷蔵処理の必要はなかった。
・対象農家の給与飼料の構成を確認し、検定成績の分析により、飼料内容や成分を評価検討して改善を提案した。 ・夏場の食下量低下による乳量減少や品質の低下を未然に防止するため、防暑対策の支援を実施した。 対象農家3戸が給与飼料の改善、1戸が飼料用稲の利用、7戸が新たな牛舎環境の改善に取り組み、4戸の平均乳量が向上した。
課題今後の取組
きぬむすめで2等米になったものがあるため、「特A」の米として、今以上の面積拡大とともに、品質向上が必要である。全量1等米を目指し、栽培技術向上の支援を行うとともに、引き続きPRを行う。
新品種を積極的に導入する動きは少ないので、最有望と判断した品種への更新(接ぎ木と新植の両面で)を推進する必要がある。最有望品種と判断した「新甘泉」への更新(接ぎ木、新植)支援や方策(「やらいや果樹園」等の事業推進)を生産部、JA指導員、生産者と連携しながら取り組む。
北条地区では温湯処理が浸透していない。北条地区での温湯処理推進のため、指導会で普及啓発していく。
価格高騰や品質低下が懸念される輸入品種、飼料用稲や飼料米を含めた自給粗飼料などのより安価な代替品の検討と給与飼料成分の維持。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。


この工程表へのお問い合わせ

東伯農業改良普及所 所属長名 為計田ひろみ 電話番号 0858-52-2125


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