西部総合事務所 日野振興センター日野振興局 日野農業改良普及所の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
西部総合事務所日野振興センター日野振興局 | 所長 林昭夫、所長 山根淳史、局長 澤田雅広 | 日野農業改良普及所 | 所長:西尾博之 | 8 |
組織ミッション
地域を担う農業者の育成・自立
○意欲的に取り組む多様な農業者の育成・自立
○地域特性を活かした農産物のブランド化
1.政策内容と目標
(1)政策内容
農畜産物生産技術の支援・情報提供、農業経営の指導・助言、新しい品種・技術の普及・情報提供、地域特産物を利用した加工品づくりの支援、集落営農組織等の設立・運営の支援、環境と調和した農業の推進、肥料・農薬の適正使用の指導・啓発
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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(3)今年度の目標
もうかる畜産物生産のため、経営能力、母牛改良及び生産技術の改善を支援
2.測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
経営能力の向上、和牛の改良、子牛育成技術向上 | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | −
−
−
−
子牛育成県平均DG0.99
− | 新規就農者複式簿記の理解0戸
後継者経営理解0戸
新しい和牛母牛育種価理解0戸
和牛母牛更新0頭
子牛育成技術DG0.96
自給飼料・放牧利用農家12戸
| 1複式簿記の理解1戸
後継者経営理解1戸
新しい和牛母牛育種価理解40戸
和牛母牛更新10頭
子牛育成技術DG0.99
自給飼料・放牧利用農家14戸
| | 1複式簿記の理解2戸
後継者経営理解2戸
新しい和牛母牛育種価理解60戸
和牛母牛更新20頭
子牛育成技術DG1.02
自給飼料・放牧利用農家16戸 |
時点 | H24.3.31 | H25.3.31 | H26.3.31 | | H27.3.31 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 平成25年度普及指導活動計画書 | 和牛繁殖経営で新規就農者が1戸、また後継者として1戸あり、簿記記帳の初歩から経営計画と分析改善に至る支援を望んでいる。
日野郡の和牛改良を推進するため、各農家の母牛の血統・能力の理解と各母牛に合わせた最新の高能力種雄牛の選定と母牛の更新が不可欠となっている。
最近子牛市場において、子牛の健全な発育は価格決定に重視されており、子牛育成を改善する技術の普及が求められている。
日野郡の和子牛の生産経費は、放牧場を利用し自給飼料生産に取組んでいる農家では生産費が低く、これらの利用促進が利益向上に有効である。 |
指標2
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 1和牛部会による改良の推進
2各農家の改良の支援
3受精卵移植利用の支援 | 1高能力種雄牛の精液利用の仕組みなし
2母牛育種価、交配種雄牛理解少ない
3農家採卵移植なし | 高能力種雄牛の精液利用の仕組みあり
2母牛育種価理解40戸、交配種雄牛理解10戸
3農家採卵1戸、移植技術獲得2戸
| | |
時点 | | | | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | |
指標3
指標名 | 指標の分類 |
畜産物品質の向上と生産経費低減の促進 | |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 1和牛子牛発育状況把握
2生産経費の低減
3カウコンフォートの普及 | 1農家発育理解少ない
2放牧、自給飼料少ない
3吸血昆虫対策・子牛保温普及率低い | 1農家が現状理解、改善実施
2放牧・自給飼料取組2戸増加
3吸血昆虫対策・子牛保温普及率10%向上 | | |
時点 | | | | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | |
指標4
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | | | | | |
時点 | | | | | |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
| | |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 農業改良普及指導活動費 (トータルコスト予算額817146千円) | ・試験研究機関と農業者との橋渡し役という基本的役割の下、試験研究機関等で行われている技術開発の成果を、普及職員の活動を通して現場に合った形で普及すること等により、農業経営と農村生活の改善に自主的に取り組む農業者を育成する事業。国と都道府県との協同事業として実施。
・スケジュール等は「普及指導計画書」に記載。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
新規就農者の経営理解が進んだ。和牛母牛の更新が計画以上に進んだ。自給飼料・放牧利用農家が計画とおりに進んだ。 |
H25年度の取組 | 成果 |
1 経営支援が必要な農家の支援
(1)経営改善への支援
(2)新規就農者への支援 | (1)経営分析による問題点の抽出と改善策が見つけられるよう支援し、経営主、配偶者、後継者で検討し、販売子牛の価格は向上したが発育成績が県平均より低く改善が必要なことを理解した。
(2)新規就農者への支援として、会計関係の書類の整理、PC簿記、申告書作成が出来た。新規に導入する母牛の選定、県外からの購入、飼養管理などを指導し、就農・運営が出来た。 |
2 日野郡の和牛改良の推進
(1)和牛部会による改良の推進
(2)各農家の改良の支援 | (1)和牛部会で組織的に優良精液の利用方針が出来、改良に向けた推進体制が確立出来た。
(2)母牛の能力を説明した農家で更新牛の保留が実施・計画され、優良牛への更新が進んできた。
(3)畜産共進会への出品を支援し、2頭で主席・4席と優秀な成績が得られた。 |
3 畜産物品質の向上と生産経費低減の促進
(1)各戸別の和牛子牛発育状況把握、問題点の改善
(2)カウコンフォートの普及 | (1)成長曲線作成による、戸別発育成績の理解と改善の必要性の理解が得られ始めた。
(2)サシバエネットなど吸血昆虫対策が新聞などにも掲載され、実施農家が増加し、効果が広く認識された。また、冬期の子牛保温技術に取り組む農家が増加した。 |
課題 | 今後の取組 |
1 経営支援が必要な農家の支援
(1)経営改善への支援
将来経営計画の策定と子牛育成成績の向上が必要
(2)新規就農者への支援
施設整備の具体的計画、建設用地等、飼養技術の改善 |
(1)経営改善への支援
農家プランなど将来経営計画の策定、資金調達等への支援。飼料の給与技術、子牛下痢対策、吸血昆虫対策、子牛保温の実施への取り組み支援。
(2)新規就農者への支援
牛舎等施設建設、営農計画変更承認、経営分析理解の支援。 |
2 日野郡の和牛改良の推進
(1)和牛部会による改良の推進
(2)各農家の改良の支援 |
(1)畜産共進会への取り組み支援、出品頭数の増加。各町からの出品、
(2)農家自身の母牛の能力理解と交配種雄牛の選定。 |
3 畜産物品質の向上と生産経費低減の促進
(1)各戸別の和牛子牛発育状況把握、問題点の改善
(2)カウコンフォートの普及 |
(1)各戸別の成績提示、現状成績理解。改善方向の理解を支援。日野郡全体の発育成績標準の作成と指導への利用。
(2)吸血昆虫対策の効果の広報と実施提案による普及促進。子牛保温技術の広報と実施提案による普及促進。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
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日野農業改良普及所 所属長名 所長:西尾博之 電話番号 0859-72-2027