西部総合事務所 農林局 農林業振興課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
西部総合事務所農林局 | 所長 林 昭男
、局長 岸田 悟 | 農林業振興課 | 津森 宏 | 18 |
組織ミッション
<農業振興>
○消費者とともに歩む活力ある西部農林業者等への支援
○「食のみやこ鳥取県」の推進と特産農産物の生産安定及びブランド化
○地域の魅力ある農林業の発展促進と新規就業者の確保
<林業振興>
○弓ヶ浜等の雪害松林の復活
○県民の多様なニーズに対応する森林づくり
○持続可能な森林づくり・林業経営の推進
1 作業道開設と林業機械化による低コスト林業の推進
2 県民や企業等との協働による森づくりの推進
3 松くい虫やカシノナガキクイムシ被害や間伐の遅れた森林の整備
1.政策内容と目標
(1)政策内容
弓浜地域の農業の活性化
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
○
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○
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○
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●政策項目
アジェンダ | 政策項目 |
U 産業未来・雇用創造 | 特産作物の振興、集落営農等の競争力強化、遊休農地活用、地鶏生産強化、漁船リース支援、低コスト林業化、六次産業化などを進め、魅力ある農林水産業の発展を促進します。 |
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | D-1年間を通じて切れ目なく本県のいろいろな農産物を出荷するとともに、鳥取オリジナル品種、こだわりのある農産物等(二十世紀梨につながるリレー出荷(連続的な出荷)が可能な梨新品種の導入による鳥取梨のシリーズ化等)を育成・普及します。 |
2 | T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | G-2収益性の高い農業経営の展開と後継者の定着を目指します。退職された団塊世代の方、UJIターンされた方等も含め、認定農業者、新規就農者、集落営農組織、農外からの企業参入など多様な経営主体を育成・確保します。 |
3 | T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | H地域の農業者等による耕作放棄地解消に向けた取組(農業者等への集積、市民農園等としての活用、広葉樹等の植栽等)の進展を図ります。 |
●所属で設定する長期目標(設定がある場合のみ)
平成28年度目標として、弓浜地域の白ねぎ栽培面積170ha、白ねぎ新規就農・就業者延べ60名増加、弓浜地域の農地流動化100ha増加、生産組織・地域組織活動の活性化
(3)今年度の目標
弓浜地域の白ねぎ栽培面積164ha、白ねぎ新規就農・就業者12名/年増加、弓浜地域の農地流動化20ha/年増加、生産組織・地域組織活動の活性化
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 弓浜地域133ha | 弓浜地域148ha | 弓浜地域164ha | 弓浜地域155ha | 弓浜地域170ha |
時点 | H23年産 | H24年産 | H25年産 | H25年産 | H28年産 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 弓浜農業未来づくりプロジェクトにより設定 | JA鳥取西部白ねぎ部会の栽培面積の実績及び計画から推計し設定 |
指標2
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 平均12名/年 | 18名/年 | 累計24名/2年 | 累計25名/2年 | H24〜28年累計60名/5年 |
時点 | H24年4月 | H24年12月 | H25年12月 | H25年3月 | H28年12月 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 弓浜農業未来づくりプロジェクトにより設定 | 白ねぎ部門でH18〜22年の5年間実績と同水準維持で設定 |
指標3
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 畑地170ha | 畑地230ha | 畑地248ha | 畑地248ha | 畑地270ha |
時点 | H23年6月 | H24年6月 | H25年6月 | H25年6月 | H28年6月 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 弓浜農業未来づくりプロジェクトにより設定 | 弓浜地域(米子市弓浜地域及び境港市全域)の畑地の農地利用権設定面積から推計して設定 |
指標4
指標名 | 指標の分類 |
生産組織・地域組織活動の活性化 | 活動指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 1組織 | 5組織 | 延べ6組織 | 延べ9組織(H26:4組織) | 延べ7組織 |
時点 | H23年12月 | H25年3月 | H26年3月 | H26年3月 | H29年3月 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 弓浜農業未来づくりプロジェクトにより設定 | 特産農作物の生産振興プラン等の策定状況から設定 |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 弓浜農業未来づくりプロジェクト事業 (トータルコスト予算額50499千円) | 弓浜地域農業の活性化のため、白ねぎ等特産農作物の生産振興対策、担い手農家の育成・確保対策、これら農家への農地流動化の促進を総合的かつ一体的に継続して取り組む。
今年度は、JA鳥取西部「弓浜農業未来づくりプラン(白ねぎ)」等の認定プランに基づく活動を支援し、より一層の白ねぎ等特産農作物の生産拡大、担い手育成のための経営基盤等整備対策の実施、JA遊休農地対策センターの機能強化による農地流動化の仕組みづくりを実践する。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
8 |
評価理由 |
栽培面積の拡大、新規就農者等の増加、地域組織活動の活性化などで着実な成果があった。
一方、主作物の白ねぎ出荷量の伸び悩み、新規就農者に営農計画の未達成者が多い、農地流動化の仕組みづくりが具体化出来なかった反省が残ったため。 |
H25年度の取組 | 成果 |
1 白ねぎ栽培面積の拡大
・JA鳥取西部が策定の「弓浜農業未来づくりプラン(白ねぎ)」の実践活動を引き続き支援した。
・JA、米子市及び境港市と連携し、生産組織及び生産者等の生産向上対策、経営基盤整備対策等を実施した。 | ・プラン活動を通じて産地全体の生産振興の気運が高まった。
・規模拡大を志向する担い手農家が増え、必要な機械・施設等基盤が整備されつつある。
・栽培面積の拡大、高冷地育苗・平地栽培などでの新技術の確立・実証・普及が順調に進みつつある。 |
2 新規就農・就業者の増加
・新規就農・就業者の増加のため、就農計画の策定や基盤整備を支援した。 | ・H25年度は弓浜地域で白ねぎ専業7名の就農計画認定があった。 |
3 農地流動化の推進
・米子市の農地集積円滑化団体業務を担当するJA遊休農地対策センターについて、農地流動化の推進のための新たな取り組みを提案し、実践活動を支援した。 | ・JA主催の農地流動化相談会がH25年7月からH26年2月まで毎月開催された。
・新規就農者の農地相談に対応するなどの活動が始まったが、利用権設定まで至る件数は少なかった。
・JA主体で、「弓浜白ねぎ農地銀行(仮称)」の仕組みづくりの検討が開始されたが、農地中間管理事業が動き始め、JAの検討が休止状態となった。 |
4 生産組織・地域組織活動の活性化
・弓浜地域の白ねぎ部会支部や干拓地営農組合の新技術の実証等を支援した。 | ・無トンネル栽培技術、高冷地・弓浜地域が連携した育苗・栽培システム、黒腐菌核病緊急防除対策などで、新たに4組織の活動が始動し、技術実証・試験活動が取り組まれた。新技術に対する一般農家の関心も高まった。 |
課題 | 今後の取組 |
1 他産地との競合激化に対抗する「白ねぎ周年産地ブランド」の強化 | ・生産向上対策のため、黒腐菌核病防除などの技術課題に対し、新技術の確立・実証や普及・啓発活動に迅速に取り組む。
・事業効果の検証、残された課題や新たに生じた課題に対する対策の検討を行い、必要な支援策を構築する。 |
2 新規就農者の就農初期の営農指導・支援の強化 | ・新規就農者に対し、市町村、JA(TAC、営農指導員)、普及所と連携し、支援の重点化・効率化を図る。 |
3 弓浜地域の農地流動化の仕組みづくり | ・「農地中間管理事業」の有効活用方策の検討、市町村、JA、生産組織との意見交換等を通じて、農地流動化の推進の仕組みづくりを進める。 |
4 生産組織・地域組織活動の活性化
| ・生産組織・地域組織の組織課題や新規取組意向の把握と、組織活動実践に向けた支援を行う。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
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農林業振興課 所属長名 津森 宏 電話番号 0859-31-9651