西部総合事務所 日野振興センター日野振興局 日野農業改良普及所の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
西部総合事務所日野振興センター日野振興局 | 所長 林昭夫、所長 山根淳史、局長 澤田雅広 | 日野農業改良普及所 | 所長:西尾博之 | 8 |
組織ミッション
地域を担う農業者の育成・自立
○意欲的に取り組む多様な農業者の育成・自立
○地域特性を活かした農産物のブランド化
1.政策内容と目標
(1)政策内容
農畜産物生産技術の支援・情報提供、農業経営の指導・助言、新しい品種・技術の普及・情報提供、地域特産物を利用した加工品づくりの支援、集落営農組織等の設立・運営の支援、環境と調和した農業の推進、肥料・農薬の適正使用の指導・啓発
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
|
|
|
|
|
(3)今年度の目標
○日野郡特産野菜産地の主要課題の克服
日野郡の主要野菜品目夏秋トマトと白ねぎの課題となっている事項をを重点的に改善して産地維持拡大のための足がかりとする。また、産地発展のための仕組み作りを行う。
2.測定指標
指標1
指標名 | 指標の分類 |
日野郡特産野菜産地の主要課題の克服:トマト | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | トマトかいよう病
多発生農家数 3戸
日南トマト秀品率 22.5% |
3戸
22.5% |
2戸以下
35% |
2戸
37% |
1戸
40% |
時点 | H25.4.1 | H25.4.1 | H26.3.31 | H26.3.31 | H27.3.31 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 平成25年度普及指導活動計画書 | |
指標2
指標名 | 指標の分類 |
日野郡特産野菜産地の主要課題の克服:白ねぎ | 成果指標 |
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 白ねぎ萎ちょう病 多発生
白ねぎ8月早期出荷 一部実施
苗供給 未定 | 多発生
一部実施
未定 | 少発生
実証3カ所
方針決定 | 一部多発生
実証2カ所
低地育苗セル苗の試験供給 | 少発生
定着10人
試験供給 |
時点 | H25.4.1 | H25.4.1 | H26.3.31 | H26.3.31 | H27.3.31 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
その他計画等 | 平成25年度普及指導活動計画書 | |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 農業改良普及指導活動費 (トータルコスト予算額817146千円) | ・試験研究機関と農業者との橋渡し役という基本的役割の下、試験研究機関等で行われている技術開発の成果を、普及職員の活動を通して現場に合った形で普及すること等により、農業経営と農村生活の改善に自主的に取り組む農業者を育成する事業。国と都道府県との協同事業として実施。
・スケジュール等は「普及指導計画書」に記載。 |
2 | みんなでやらいや農業支援事業 (トータルコスト予算額265291千円) | 認定農業者、団体(組織)が事業プランを作成する際に、資料提供や助言指導を行うと共に、プランの実現に向けて現地での技術支援を行う。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
○(予定どおり) |
達成度の評価 |
7 |
評価理由 |
気象条件もあって、白ねぎの萎ちょう病対策は難しかった。そのほかは概ね予定どおりに進んだ。 |
H25年度の取組 | 成果 |
【トマトかいよう病対策】
・かいよう病多発生農家2戸で定植前にダゾメット剤による土壌消毒を実施し、効果を実証した。
・作業改善等の耕種的予防対策、および薬剤防除について、講習会で技術情報を提供し、防除の徹底を指導した。 | ・かいよう病多発農家数が3戸から2戸に減少した。 |
【トマトの秀品率向上】
・「桃太郎サニー」の秀品率向上のため、講習会で管理技術の指導を行った。 | 秀品率が22.5%から37%へ増加した。 |
【白ねぎの萎ちょう病対策】
・排水対策、肥培管理等を定期巡回指導会で指導した。
・前年多発したほ場に前年内に石灰窒素処理を行い、発生低減効果を確認した。 | ・石灰窒素処理したほ場の発生は前年に比べ少なくなかった。 |
【白ねぎのトンネルによる前進化】
・定植後のトンネル被覆を講習会等で推進した。 | ・2戸の生産者が新たにトンネル被覆栽培を行い、このうち1戸は前年より早い8月1日から出荷を行った。この結果、当該集荷所の8/15までの出荷量は前年に比べて143ケース(14%)増加した。 |
課題 | 今後の取組 |
【トマト】
・かいよう病発生農家をさらに減少させる。
・かいよう病以外の土壌病害(青枯病、半身萎ちょう病)の対策を進める。
・秀品率向上の方策検討 |
・かいよう病等土壌病害の防除対策ををさらに徹底させる。
・生産者ごとに土壌消毒の必要性を検証し、必要な生産者に推奨する。
・既存の品種の栽培管理向上と新品種の試験の対応を行う。 |
【白ねぎ】
・萎ちょう病の総合的な対策を推進する。
・出荷の前進化をさらに進める。
・苗の供給体制を整える。 |
・対策と効果をチェックシートにより検証し、総合的な対策を普及させる。
・前進化のメリットを啓発し、さらに推進する。
・当面、低地育苗セル苗の実用性を確認し、利用方法をマニュアル化する。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
この工程表へのお問い合わせ
日野農業改良普及所 所属長名 所長:西尾博之 電話番号 0859-72-2025