農林水産部 農業振興戦略監 畜産課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
農林水産部農業振興戦略監 | 部長 岸田 悟 | 畜産課 | 米田和晃 | 15 |
組織ミッション
「食のみやこ鳥取県」を支える畜産物のブランド化、安定供給の推進
○和牛、乳製品、地鶏や豚などのブランド化を推進するために、増産体制を構築する
○安心・安全な畜産物の生産に必要な衛生管理体制を整備する
○高品質な畜産物の安定供給のため、更なる自給飼料の増産・利用体制を推進する
1.政策内容と目標
(1)政策内容
・子牛生産頭数・肉牛出荷頭数の増加や高価格販売による「和牛王国鳥取」の復活
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
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○
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●政策項目
アジェンダ | 政策項目 |
U 産業未来・雇用創造 | 特産作物の振興、集落営農等の競争力強化、遊休農地活用、地鶏生産強化、漁船リース支援、低コスト林業化、六次産業化などを進め、魅力ある農林水産業の発展を促進します。 |
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | F-2育種改良や飼養技術の向上等により、「鳥取和牛」「大山赤ぶた(デュロック種)」「鳥取地どりピヨ」など、おいしい鳥取ブランドを形成します。子牛・肉牛の出荷頭数の増加や高価格販売により「和牛王国鳥取」の復活を目指します。県内産の自給粗飼料を給与し、生産・加工を県内で行い、安全で安心な付加価値の高い牛乳を生産します。 |
(3)今年度の目標
子牛生産頭数:2,670頭、肉牛出荷頭数3,750頭
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 2,786頭 | 2,522頭 | 2,670頭 | 2,599頭 | 4,000頭 |
時点 | 平成18年度 | 平成25年度 | 平成26年度 | 平成26年度 | 平成35年度 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
将来ビジョン | | 「食のみやこ鳥取県」を支える畜産物のブランド化を進め、安定供給を図るため |
指標2
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 3,600頭 | 3,508頭 | 3,750頭 | 3,401頭 | 5,000頭 |
時点 | 平成18年 | 平成25年度 | 平成26年度 | 平成26年度 | 平成35年 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
将来ビジョン | | 「食のみやこ鳥取県」を支える畜産物のブランド化を進め、安定供給を図るため |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 和牛増頭対策推進事業 (トータルコスト予算額54800千円) | 担い手農家の規模拡大や和牛の新規参入者の育成確保を促進し、鳥取和牛の生産基盤を強化するため、牛舎整備等に係る経費を支援する。併せて和牛受精卵移植を推進することにより、和子牛の生産頭数、肉牛出荷頭数の増加を図る。 |
2 | 第11回全共出品対策事業 (トータルコスト予算額11559千円) | 県内和子牛の市場価値や「鳥取和牛肉」ブランドを高めるため、第10回全共の反省を活かした効率的な「牛づくり」や若い生産者を中心に取組農家を推進する「人づくり」「組織づくり」によって。第10回全共をさらに上回る成績を目指すと共に、その取組を通じて生産基盤を強化・拡大していくなど鳥取県の和牛振興を図る。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
△(やや遅れ) |
達成度の評価 |
6 |
評価理由 |
肉用牛出荷頭数については計画以下であったが、子牛生産頭数は前年より増加しており、今年度の受精卵移植の取り組みにより来年度の生産頭数の増加が見込まれる。また、全共関係については、好成績獲得に向けて肉牛区の出品候補牛確保において予定通りの妊娠が確認できたため。 |
H26年度の取組 | 成果 |
担い手及び新規参入者への施設整備、雌牛導入支援を実施した。また、受精卵移植を推進するため、採卵経費や受精卵移植経費に対する助成を行うとともに、6月補正で和牛受精卵移植に新規又は移植の拡大を進める農家に対して助成した。受精卵の増産を図るため、(公財)鳥取県畜産振興協会に機器整備を行い採卵業務の効率化を図った。 | 子牛生産頭数は2,599頭と、計画の97%とほぼ計画通りであり、前年の103%の実績。受精卵産子頭数は、平成22年の329頭から平成25年は373頭と年々増加傾向であり、繁殖雌牛が減少傾向である中、子牛生産において受精卵移植支援の効果が現れている。
また、肉用牛出荷頭数については、3,401頭と計画の91%であり、前年の97%となった。 |
第11回全共に向けて、肉牛区では性判別精液を活用した高能力受精卵の確保に取り組み、11月以降に交配を進めた。また、種牛区についても巡回調査、受精卵確保を行い、交配に向けて生産者にPRを行った。 | 肉牛区については、3月17日現在で、のべ175頭の交配の結果83頭の受胎が確認され、候補牛の確保の上では十分な受胎が確認できた。
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課題 | 今後の取組 |
農家の高齢化等もあり和牛繁殖雌牛が年々減少しており、繁殖雌牛の増頭対策が必要。また、県内子牛相場の高騰しており、優良な肥育素牛の確保対策が必要。 | 担い手及び新規参入者に対して施設整備等の支援を継続して行うとともに、増頭に対する支援の拡充も検討する。さらに、受精卵移植の取り組みについても継続して支援を行う。肥育素牛の確保のため導入に対する支援を行う。また、公共育成牧場での牛舎整備(和牛繁殖牛の預託増)による増頭対策を検討する。 |
第11回全共の種牛区において上位入賞するためと県内を盛り上げるため、多くの出品候補者や出品候補牛の参加が必要。 | 調教・栄養度管理研修会などを開催するとともに、全共の取り組みについて情報発信を行う。さらに、巡回調査なども実施し、機運を高めて多くの参加につなげる。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
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畜産課 所属長名 米田和晃 電話番号 0857-26-7289