農林水産部 農業振興戦略監 生産振興課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
部局名 | 部局長名 | 所属名 | 所属長名 | 職員数 |
農林水産部農業振興戦略監 | 部長 岸田悟 | 生産振興課 | 村尾和博 | 21 |
組織ミッション
○規模の大小に関わらず、創意工夫を凝らして経営発展していくたくましい農家の育成
○水田フル活用による新たな水田農業の確立
○次世代に引き継げる収益性の高い農業経営基盤の確立と低コスト施設園芸の推進
○特産品の育成や直売等の推進による中山間地域の活性化
○超高齢化社会や気象変動に対応できる新しい技術の導入
1.政策内容と目標
(1)政策内容
梨新品種の導入推進
(2)長期的目標
政策項目(アジェンダ) | 将来ビジョン | 環境イニシアティブプラン | アクションプラン(教育振興基本計画) | その他 |
○
|
○
|
|
|
○
|
●政策項目
アジェンダ | 政策項目 |
U 産業未来・雇用創造 | 梨の新品種栽培面積を2.5倍(現在69ha)に拡大するなど、付加価値の高い県産品ブランドを推進します。 |
●将来ビジョンの取組の方向性(該当所属のみ)
番号 | 大項目 | 取組みの方向性 |
1 | T【ひらく】地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく | D-1年間を通じて切れ目なく本県のいろいろな農産物を出荷するとともに、鳥取オリジナル品種、こだわりのある農産物等(二十世紀梨につながるリレー出荷(連続的な出荷)が可能な梨新品種の導入による鳥取梨のシリーズ化等)を育成・普及します。 |
●所属で設定する長期目標(設定がある場合のみ)
鳥取県梨産業活性化ビジョン:平成27年度末の梨新品種導入累計面積200ha
(3)今年度の目標
「新甘泉」「秋甘泉」の植栽を進め、平成26年度末の梨新品種導入累計175haを目指す。
2.測定指標
指標1
| 基準値 | 年度当初値 | 今年度目標値 | 今年度実績値 | 長期的目標値 |
数値 | 69ha | 132ha | 175ha | 159ha | 200ha |
時点 | H21年度末 | H26年度当初 | H26年度末 | 平成26年度末 | H27年度末 |
根拠となる計画等 | その他計画の名称 | 計画指標の選定理由 |
アジェンダ 将来ビジョン その他計画等 | 鳥取県梨産業活性化ビジョン | 新梨品種の導入促進を図るため |
3.目標を実現するための主要事業・主要制度
番号 | 主要事業・主要制度 | 事業概要・スケジュール |
1 | 鳥取梨生産振興事業(「新甘泉」「秋甘泉」特別対策事業) (トータルコスト予算額86937千円) | 抜群の甘さで人気の梨「新甘泉」に「秋甘泉」を加えて、甘泉シリーズの生産拡大・高品質化を図るため、植栽、果樹園整備、生産組織による高接ぎなどの取組へ助成する。 |
2 | 鳥取梨生産振興事業(梨生産拡大事業) (トータルコスト予算額60844千円) | 梨産業の活性化をめざして生産者及び関係機関が一体となり、「なつひめ」等の鳥取オリジナル梨品種や「王秋」等の優良品種の早期導入と生産拡大を図るため、植栽、果樹園整備などの取組へ助成する。 |
3 | 鳥取梨生産振興事業(二十世紀梨適熟出荷体制整備事業) (トータルコスト予算額35549千円) | 二十世紀梨ブランドを再興し、新品種との旬のリレー出荷体制を構築するため、二十世紀梨の適熟出荷や新品種の面積拡大などの取り組みを要件として、市場単価が再生産に必要な価格を下回った場合に助成する。 |
4.評価
■最終評価(年度末時点)
進捗評価 |
△(やや遅れ) |
達成度の評価 |
6 |
評価理由 |
梨新品種「新甘泉」が順調に面積拡大しているが、その他を含む新品種全体で目標面積の175haには届かなかった。 |
H26年度の取組 | 成果 |
年度当初から農協、生産組織等へ出かけて事業説明、新品種の植栽を推進した。
平成25年度事業で設置した「新甘泉」「秋甘泉」、ジョイント整枝、低コスト網掛け施設のモデル園で栽培研修会等を開始し、現地普及の拠点とした。
要望が強い苗木業者による「新甘泉」のジョイント整枝用大苗生産の試作を実施した。
「新甘泉」「秋甘泉」は糖度基準13度を設けて選果しており、8月の長雨日照不足等により特に「秋甘泉」で基準に満たない割合が多かったことから、関係者と来年度に向けた対応を検討した。 | 梨新品種の導入が進み、累計面積が159haまで増えた。
モデル園で農家や果樹関係指導者の栽培実習や研修会が開催され、ジョイント仕立ての技術が普及しつつある。
苗木業者によるジョイント整枝用大苗生産の試作が行われ、問題点も多いが、生産可能であることが分かった。
「秋甘泉」の糖度向上対策のプロジェクトが立ち上がった。 |
課題 | 今後の取組 |
生産者が減少している中、多様な担い手(生産者)による「新甘泉」等の面積拡大
モデル園を活用した新しい果樹栽培の推進
「秋甘泉」糖度向上プロジェクト | 現在の梨生産者に限らず、退職就農者等もターゲットにする等、多様な担い手の確保に努め「新甘泉」の面積拡大を図る。
モデル園の取組を成功させ、梨栽培の悪い(儲からない、作業が大変、技術が必要)イメージを一新し、ムードを盛り上げる。
現地の農家、普及所、試験場、専技他と連携して「新甘泉」糖度向上プロジェクトを展開し、「秋甘泉」を「新甘泉」に続く鳥取ブランド梨へ位置づける。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。
この工程表へのお問い合わせ
生産振興課 所属長名 村尾和博 電話番号 0857-26-7414