令和3年度工程表
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福祉保健部 ささえあい福祉局 皆成学園の工程表

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基本的事項

所管組織、所管責任者


 所属名 皆成学園 所属長名 川口 栄 電話番号 0858-22-7188

組織目標

・専門的で質が高いサービスの提供体制を整え、入所児童及びその保護者の安全かつ安定した生活を確保するとともに、主体的な社会自立及び円滑な地域移行を推進します。
・保護者・関係機関と連携し、在宅障がい児が住み慣れた地域で安心して豊かに生活できるようサポートします。  
・発達障がい児(者)の地域支援体制の充実を推進し、本人の適性に応じた自立生活の実現を目指します。

1.政策内容と目標

(1)政策内容

入所利用児童とその保護者へのサービスの向上及び充実

■SDGsのゴール

03 すべての人に健康と福祉を

(2)今年度の目標

(1)支援を必要とする利用者のニーズを踏まえて、専門的で質が高いサービスが提供できる体制を整える。
(2)児童・保護者が安心かつ円滑に地域移行できるよう、より早期から支援を開始し、関係機関との連携・支援体制を充実させる。

測定指標

測定指標なし

目標を実現するための主要事業

番号主要事業・主要制度
1皆成学園費 (予算額(事業費)72902千円)

2.評価

■最終評価(年度末時点)

進捗評価
△(やや遅れ) 
達成度の評価
7
評価理由
・新型コロナウイルス感染拡大防止策のため、従来と同等の社会生活体験事業は実施できなかったが、卒後の移行先を見据え、学園内でグループホーム生活の疑似体験を実施した。体験した児童はグループホームでの生活をイメージして自分の進路について考える機会になり、職員と進路について話し合うことも増えた。 ・関係機関の理解と協力のもと、入所中の短期入所サービスの支給を受け、地域移行に向けて段階的にサービス利用の経験を重ねることができたケースがある。 ・卒業を迎える高等部3年生児童6名のうち、5名は今年度内の地域移行の見込みである。 ・依然として人員不足の状況は変わらないが、短時間勤務の会計年度職員の採用等により、必要な時間帯に人員を配置する等の工夫をしている。 また、ボランティアの新規募集を行い、環境整備面への協力を得ている。 ・人材育成の面では、園内でのオンライン研修、コンサルテーションを取り入れることで、職員の研修機会の提供に努めた。 

令和3年度の取組成果
・児童及び保護者のニーズを踏まえて、入所時から地域移行までの切れ目なく質の高い支援が行えるようにする。 ・新型コロナウイルス感染拡大防止策のため、園外での活動や体験の機会は制限された。 ・保護者との面会、帰省もオミクロン株の流行により年末以降は制限しているが、通信機器を活用し、ビデオ通話や動画、写真等でタイムリーに児童の情報を提供したり、児童と画面越しに交流することで、保護者や家族の安心に繋がった世帯もあった。 ・保護者のニーズを聞き取るため定期的に連絡を取ることで、保護者と職員の信頼関係が深まった。
・地域移行を控えている入所児童について、関係機関と児童の課題や支援方針を共有し、連携体制を強化する。  児童・保護者の意向等に添いつつ、入所中から地域の障害福祉サービスを利用するなどして、体験利用を積極的に進め、安心かつ円滑に地域移行できるよう支援する。 ・移行先の受入状況をみながら、可能なかぎり体験利用、実習を取り入れた。 ・グループホーム移行予定の児童については、短期入所を活用し、1週間単位で生活経験を重ねた。  その結果、児童自身が移行後の生活環境に慣れることはもちろんのこと、事業所の支援者にも児童の特性や生活習慣等を理解していただく機会となった。  また実習が実施できない場合は、書面や動画作成により本人の生活状況や支援内容の伝達を行い、関係機関との丁寧な連絡・連携に努めた。
・職員が質の高いサービスが提供できるよう支援体制の整備と人材育成を推進する。 ・人員不足の状況は変わらず、入所児童の安全確保と必要最小限の直接支援が優先される現状である。 ・職員が疲弊しないよう、職場環境等の改善に向け、外部講師を招いて生活棟や課の総括者、所属長が率先して研修を受講した。今後は職員全員に向けた研修を継続する予定である。 ・『エール』発達障がい者支援センターによる機関コンサルテーションを受け、児童の理解を深めたり、支援の検証、見直し等を行い児童支援に活かした。 ・本園の人材育成の現状と課題を踏まえ、人材育成委員会において要項や人材育成指針、育成計画等の見直しを行った。研修計画は次年度の完成予定である。 ・滋賀県立近江学園との交流は、現場で支援する職員の問題意識から自由にテーマ設定することで、より主体的な研究となることを目指し、各施設でそれぞれテーマを決めて取組んだ。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、予定していた最終報告会(Web会議)は中止せざるを得なかった。
課題今後の取組
・高等部年齢の入所児童が多い。卒業後の在宅生活は望めず、今後も地域移行が困難になることが予想される。・現在でも、高等部2年生の地域生活体験に取り組んでいる。利用可能な事業所、グループホームでの体験利用を行い、対象児童の特性や支援内容などの情報を丁寧に提供していく。 ・保護者や関係機関へ、移行に向けた学園の取り組みや手順を伝え、協力依頼をしていく。
・入所児童の生活を支えるための人員が不足している。産前産後休暇、育児休暇を取得する職員も多く、代替職員の確保が難しい。・職員の人材確保が急務である。 ・事務業務の簡略化、DB化など業務内容の改善に取り組む。 ・職場環境の改善に向け、園内職員研修等を開催する。
・知的障がいと併せて様々な障がい特性等のある児童が入所しており、支援の難しさがある。・『エール』による機関コンサルテーションを継続し、児童に係る理解を深め、意向や特性等に沿った支援を検討、実施する。 ・空間の構造化や建物の改修等により、児童に合った生活環境の提供と自立生活を促進する。 ・人材育成委員会他において、障がい児入所施設に求められる研修計画等を作成、研修受講を進めていく。 ・滋賀県立近江学園との交流を継続する。

※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する3月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。



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