戻る

事業の概要
事業名『一般県道鳥取砂丘細川線道路改良事業』
種類 道路の整備
場所 鳥取市福部町湯山〜海士
規模 幅員:W=6.0m(10.5m) 全体計画延長:L=2,880m
期間 平成22年度〜平成26年度
目的 当該路線は山陰海岸ジオパークの主要スポットである鳥取砂丘〜岩戸海岸を結ぶ観光道路であるが、当該計画区間においては、車道・路肩が狭いうえ、歩道が整備されていない区間や段差がある
遊歩道区間があり円滑な交通、歩行者・自転車の動線確保ができていない状況である。
山陰海岸の世界ジオパークネットワークへの加盟が決定し、今後観光客数が増加することが予想されるため、当該区間の道路拡幅、自転車歩行者道整備を行い、主要観光地へのアクセス強化、交通の円滑化、歩行者・自転車の安全確保を目的として当該事業を計画するものである。
段階 実施設計
現在の関係資料 評価リスト:hyouka-list.pdfhyouka-list.pdf(142KB)
 チェックリスト:check-list.pdfcheck-list.pdf(169KB)
 位置図・計画図面:ichi-zu.pdfichi-zu.pdf(168KB)keikaku-heimen-zu.pdfkeikaku-heimen-zu.pdf(1593KB)
oudanmen-zu.pdfoudanmen-zu.pdf(61KB)hyoujun-danmen-zu.pdfhyoujun-danmen-zu.pdf(160KB)
 写真・景観予測図:yosoku-zu.pdfyosoku-zu.pdf(1689KB)
基本設計段階の評価
事業所管課・係(担当) 計画調査課
評価実施日 平成24年2月22日
回答を求める意見 (1)色彩について
・ガードレールの色彩について、計画では10YR2.0/1.0程度であるが、自然の色彩と調和させるため、明度を少し高くして10YR3.0/1.0程度を検討すること。
・自転車道の色彩について、周囲の景観と調和させるとともに、自動車道部と自転車道部を区分した色彩変化を持たせるため、ベージュ系(砂と類似色)を検討すること。

(2)土工について
・切土・盛土のバランスをできる限り取ること。
・盛土の材料を他地域から持ってくる場合については、他地域の種子が配合されている可能性があるので、できるだけ近隣の土を持ってくるように配慮すること。
・法面の形態について、植物を自然な形で再生させるため、法尻と法肩に丸みをつけるようにすること。

(3)緑化について
・法面の緑化は、自生種の材料が手に入りづらいと考えられるが、できるだけ他地域からの種子が入らないように配慮する必要がある。次のような方法が考えられるので、法面の面積から必要な植物の量、費用等を計算し、検討すること。
 @計画的に緑化材料を生産して植える(近くの植物の種子を取って育てて苗を生産)
 A近隣の植物を移植する
 B待ち受け型緑化工法とする
・また、植え方は、全面に植栽するのではなく、ところどころに植えて植物が広がるのを待つ方法もあるので、併せて検討すること。

(4)道路景観(全体)について
・当該区域は山陰海岸国立公園内に位置し観光砂丘地に隣接することから、道路改良に併せて、車両ならびに歩行者からのシークエンス景観にも十分に配慮した修景がなされる必要がある。しかし、写真A、B及びCは、沿線の樹木の中木と高木のバランスが悪く、透視図的景観のなかで消失点(焦点)に向かう見え方が阻害されているとともに、写真Eは、道路の消失点の背後に岩美の山地が山アテとなった景観であるが、海側の堆砂垣のいくつかが破損しており景観を損なっている。また、FおよびGも消失点が山アテになった景観であるが、両側の高木が遠方の山地を遮蔽している。沿道樹木の剪定や堆砂垣の管理を適正に行うことで、修景整備を行うこと。
事業課回答 (1)山陰海岸国立公園管理計画書(平成22年3月1日:近畿地方環境事務所)に基づき、車両用ガードパイプを採用し、10YR3.0/1.0程度の色彩を採用することとします。
 ・自転車道の色彩については、ベージュ系(砂と類似色)のカラー舗装を計画することとします。
(2)・道路計画において、現道を極力利用し、切土・盛土バランスを図り、地形の改変を極力少なくするよう計画しています。ただし、道路計画基準により、不足土が発生することとなるため、盛土材の他地域流用については、可能な限り近隣の土を流用するよう調整を図りますが、やむを得ない場合でも、周辺土と同程度の土を利用するよう対応することとします。
 ・盛土、切土法面について、極力法尻、法肩に丸みをつけ、現地形との一体化を図る計画とします。
(3)現地土壌は、現地土のみでは植物の生育基盤としては不良であるため、植生基盤を造成し、なおかつ在来種以外の種子の混入を避ける必要があります。このことを踏まえ、砂地でも採用実績のある自然進入促進工法である誘導型植生マット工を採用することとします。この工法により、自生種類の緑化が可能です。
(4)本道路事業に係る維持管理は、適正に実施していくこととしますが、本道路事業の対象外である樹木剪定等の森林の修景整備については、森林管理者等へ意見を伝えることとします。
実施設計段階の評価
事業所管課・係(担当) 計画調査課
評価実施日 平成24年10月1日
回答を求める意見 擁壁部分は自然石の使用を検討すること。また自然石とする場合、県東部産で野面積みがいいと思われる。
事業課回答 

戻る