県政一般・報道提供資料

ドングリ類の豊凶調査結果とツキノワグマ出没注意喚起

2024年10月08日提供 資料提供


提供機関

提供課等:生活環境部自然共生社会局自然共生課   担当/係名:自然環境保全担当 
電話番号:0857-26-7872  FAX番号:0857-26-7561

内容

クマの秋の出没にはブナやミズナラ等の堅果類の豊凶が影響していると言われており、県は毎年、堅果類の豊凶調査を行っています。今秋は並作の見込みですが、隣接県では凶作となっており、本県においても今後結実状況が悪化する可能性があります。
秋季は冬眠に備えて餌を求め、人里にクマが下りてくるおそれがあり、12月中旬頃まではクマと遭遇する危険性が高くなりますので、特に注意が必要です。

豊凶調査結果(中間報告)【別紙1】

鳥取県内における令和6年度の堅果類4種の結実状況の中間報告は、ブナ、クリが並作下、ミズナラ、コナラが並作上となり例年並ですが、隣接県の兵庫県、岡山県では凶作となっており、県内においても場所によっては結実状況が悪い可能性があります。
また、今後結実状況が悪化する可能性もありますので、注意が必要です。


      年度
樹種
R1
R2
R3
R4
R5
R6
ブナ
大凶作
凶作
豊作
並作上
凶作
並作下
ミズナラ
並作下
並作下
並作上
並作上
並作下
並作上
コナラ
並作上
凶作
並作上
並作上
並作下
並作上
クリ
並作下
凶作
凶作
並作下
並作下
並作下
クマ出没件数
9月30日時点
(年間件数)
149件
(260件)
158件
(234件)
84件
(156件)
79件
(104件)
77件
(164件)
123件
(123件)
※中間報告のため全ての調査地点を調査した結果ではありません。
※豊凶結果は過去10年間比較で評価をしています。

今年度のクマ出没状況と被害発生状況 【別紙2】

今年度の県内のクマ出没件数は例年よりやや多く、秋季はこれまで以上に人里に下りてきたクマによる農作物被害の増加や人身事故の発生のおそれがあります。

クマによる人身事故防止のポイント(不意な遭遇を避ける、誘引物を除去する)

クマによる人身事故を防止するためには、クマと出会わないようにすることが最も重要です。大部分のクマが冬眠に入る12月中旬頃まで、以下の点に十分に注意が必要です。

 ・山林近くでは、夕方から早朝にかけての一人での外出は避ける(散歩、ランニング等)。
・山林近くでは、クマ鈴やラジオで音を出しながら行動する。
(クマが人の接近を察知して避けます。)
 ・柿や栗の収穫は早めに。利用しないものは除去する。
 ・誘引物(生ゴミ、廃棄野菜・果実、食料品、ペットフード等)を屋外(田畑を含む)に放置しない。
 ・柿等の果樹園には電気柵を適切に設置・運用する。
 ・クマと出会った場合は、慌てず、ゆっくり後退してその場を去る。

県民のみなさまへ

県では、県民のみなさまへの注意喚起や出没時の迅速な対応を図るため、出没状況の把握に努めています。クマを目撃した場合、またはクマの痕跡(足跡、爪跡、食害等)を見つけた場合は、市役所・町村役場へ連絡していただくよう御協力をお願いします。

参考資料

別紙1(堅果類豊凶調査中間報告結果)

別紙2(クマ出没件数の推移)



最後に本ページの担当課
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