クマの秋の出没にはブナやミズナラ等の堅果類の豊凶が影響していると言われており、県は毎年、堅果類の豊凶調査を行っています。今秋は並作の見込みですが、隣接県では凶作となっており、本県においても今後結実状況が悪化する可能性があります。
秋季は冬眠に備えて餌を求め、人里にクマが下りてくるおそれがあり、12月中旬頃まではクマと遭遇する危険性が高くなりますので、特に注意が必要です。
クマによる人身事故を防止するためには、クマと出会わないようにすることが最も重要です。大部分のクマが冬眠に入る12月中旬頃まで、以下の点に十分に注意が必要です。
・山林近くでは、夕方から早朝にかけての一人での外出は避ける(散歩、ランニング等)。
・山林近くでは、クマ鈴やラジオで音を出しながら行動する。
(クマが人の接近を察知して避けます。)
・柿や栗の収穫は早めに。利用しないものは除去する。
・誘引物(生ゴミ、廃棄野菜・果実、食料品、ペットフード等)を屋外(田畑を含む)に放置しない。
・柿等の果樹園には電気柵を適切に設置・運用する。
・クマと出会った場合は、慌てず、ゆっくり後退してその場を去る。