県政一般・報道提供資料

令和4年度鳥取県原子力防災訓練(島根原子力発電所対応)の実施

2022年11月01日提供 資料提供


提供機関

提供課等:危機管理局原子力安全対策課   担当/係名:防災対策担当 
電話番号:0857-26-7973  FAX番号:0857‐26‐8805

内容

島根原子力発電所の事故を想定した原子力防災訓練を島根県、米子市、境港市等と以下のとおり11月7日(月)、11月12日(土)に実施します。

1 目的

原子力防災対策について、避難の実効性確認と練度の維持向上を図ることを目的として島根県・米子市・境港市及び各関係機関等との連携要領及び初動対応要領を確認する。 
また、本訓練(島根県等との合同訓練)で得られた成果等に基づく「島根地域の緊急時対応」の検証のほか、地域防災計画及び避難計画を修正し、計画の深化と避難のさらなる実効性向上を図る。

2 主要訓練項目

・災害対策本部の対応検証
・避難行動要支援者の避難手順の検証
・避難円滑化に係る手段の検証

3 訓練の概要

(1)日時・場所
日時
訓練種別
主な訓練場所
11月7日(月)
 午前8痔30分〜正午
図上訓練
鳥取県庁(対策本部)、西部総合事務所(現地対策本部)、
原子力環境センター(県モニタリング本部)、米子市役所(米子市対策本部)、境港市役所(境港市対策本部)、中国電力株式会社島根原子力発電所等
11月12日(土)
 午前8痔30分〜正午
実動訓練
一時集結所(米子市内・境港市内)、琴浦町東伯総合公園、
避難先施設(鳥取市内・北栄町内)等
(2)主催(2県6市合同訓練)
  鳥取県、米子市、境港市、島根県、松江市、出雲市、安来市、雲南市
(3)参加予定機関等
  19機関 約500名(うち住民約80名、バス5台、自家用車9台)
(4)事故想定
  島根県東部を震源とした地震(松江市で震度6弱、米子市・境港市で震度5強)が発生し、その後島根原発2号機において、送電線事故により外部電源が喪失し、非常用炉心冷却装置等による
  原子炉への注水を実施する。しかし、非常用炉心冷却装置等に設備故障が発生し、同装置等による原子炉への全ての注水が不能となり、全面緊急事態となる。
  鳥取県では、災害対策本部を設置し、屋内退避等の防護措置を実施する。

4 訓練の特徴

(1)住民参加による自家用車・バスによる避難訓練の実施(11月12日:住民避難訓練)
  ・令和2年度の実施以来となる2年ぶりの住民参加による避難訓練
  ・(新)初めて自家用車で避難先施設まで走行する訓練
(2)避難行動要支援者の避難手順の検証(11月12日:住民避難訓練)
  ・(新)中国電力が配備したストレッチャー車両を初めて使用した避難訓練や要請手順の確認
(3)避難円滑化に係る手段の検証(11月7日:本部等運営訓練、12日:住民避難訓練)
  ・(新)道路監視カメラシステム、信号機遠隔制御装置、道路表示板を使用した避難円滑化
   手順の確認

5 主な訓練内容

日程
主な訓練項目
11月7日(月)
本部等運営訓練、広報・情報伝達訓練、緊急時モニタリング訓練等
(県庁での本部運営訓練は午前8時30分〜正午の間に実施)
11:00〜11:40 県・市合同災害対策本部会議、島根県等との合同対策協議会
11月12日(土)
住民避難訓練(住民への情報伝達、多様な避難手段(バス、自家用車、ストレッチャー車両)による避難等)、避難退域時検査等訓練※、緊急時モニタリング訓練、原子力災害医療活動訓練 等
※バス、自家用車が琴浦町東伯総合公園に到着するのはおおむね午前9時30分〜午前10時50分の間を予定

6 知事の訓練参加予定(時間は目安です)

(1)11月7日(月) ※東京本部からテレビ会議にて参加します。
   11:00〜11:20 県・市合同災害対策本部会議(県庁災害対策本部室・TV)
   11:20〜11:40 緊急事態宣言、原子力災害合同対策協議会(TV)
(2)11月12日(土)
   10:30〜11:00 琴浦町東伯総合公園で避難退域時検査等訓練の状況を視察 等

7 緊急速報(エリア)メールの配信

11月12日(土)に実施する住民避難訓練にあわせて、米子市及び境港市から緊急速報(エリア)メールを配信します。なお、島根県側の4市においても同時刻に配信があります。
鳥取県原子力防災訓練での緊急速報(エリア)メールの配信は今年度で6回目となります。

(1)緊急速報(エリア)メールの概要
   緊急速報(エリア)メールは、災害・避難情報、津波警報などの緊急性の高い情報を対象地域の携帯電話利用者に一斉送信するものです。
   配信を行った場合、その配信地域内にある携帯電話やスマートフォンに緊急速報(エリア)メールが受信されます。
   ※マナーモードにしていても着信音が鳴ります。
   ※ただし携帯電話の機種や設定によっては、受信しない場合があります。

(2)配信日時
   11月12日(土)午前8時30分頃

(3)配信地域
   米子市、境港市
   ※米子市・境港市に隣接しているエリアの一部でも受信される可能性があります。

(4)配信文(案)
  ア 米子市
    件名:【訓練】米子市原子力防災訓練
    本文:【訓練(this mail is for drill)】島根原子力発電所の事故により、●●地区で基準値以上の放射線量が確認されました。●●地区の方は、一週間以内に指定された避難所へ避難してください。
        自家用車で避難される方は、一時集結所で安定ヨウ素剤を受け取ってください。バスで避難される方は、一時集結所に集合してください。
        【実際の災害時にもこのようなメールが配信されます。】
  イ 境港市
    件名:【訓練drill】避難指示
    本文:【これは訓練メールです。】This is a drill.
        こちらは境港市です。島根原子力発電所の事故(訓練)に関し、基準値以上の放射線量が確認されたため、余子・誠道・中浜地区に対して避難するよう指示しました。
        バスで避難される住民(訓練参加者)は、一時集結所に集合してください。
        【これは訓練メールです。配信を終了します。】

8 訓練の中止等

災害の発生又は発生のおそれがある場合は、状況により訓練を中止することがあります。
(各日午前6時に判断し、中止の場合は県政記者クラブ各社にもFAXにて連絡します。)
また、当日の天候等により、訓練内容を変更する場合があります。
時間については、訓練進行状況により変更になることがあります。

9 取材に当たってご留意いだきたい事項

(1)障がい者支援施設 光洋の里(境港市渡町2480)での取材(11月12日)
  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため取材をお受けできません。
(2)緊急時モニタリング訓練の取材(11月12日)
  屋外でのモニタリング訓練(試料採取、走行サーベイ等)は午前中に実施予定です。

10 参考

(1)2県6市による島根原子力発電所対応の原子力防災合同訓練は、平成23年度から実施し、今回で12回目となります。
(実動の住民避難を伴う訓練は令和2年度以来、10回目の実施)
(2)11月12日(土)に行う避難訓練への住民参加者数については、同日午後5時頃に資料提供を行います。
(3)米子市・境港市の連絡先
   米子市 総務部防災安全課 0859-23-5337  境港市 総務部自治防災課 0859-47-1071

参考資料

添付資料


1 令和4年度鳥取県原子力防災訓練実施要領
2 令和4年度鳥取県原子力防災訓練住民の動き
3 令和4年度鳥取県原子力防災訓練(島根原子力発電所対応)訓練内容等一覧表
4 緊急速報(エリア)メールの配信について



01_jisshiyouryou.pdf01_jisshiyouryou.pdf02_ juuminnougoki-layout.pdf02_ juuminnougoki-layout.pdf03_kunren-ichiran.pdf03_kunren-ichiran.pdf04_kinkyusokuhou-mail.pdf04_kinkyusokuhou-mail.pdf


最後に本ページの担当課
   鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課
  住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
    E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

  ※提供内容については、画面上部にある「提供機関」に直接お問い合わせください。