第2回因幡国古代山陰道発掘調査委員会を開催します
−青谷東側丘陵でつづら折りの貴重な道路遺構を発見―
2020年09月04日提供 資料提供
提供課等:地域づくり推進部埋蔵文化財センター
担当/係名:企画研究担当
電話番号:0857-27-6711
鳥取県埋蔵文化財センターでは古代山陰道の調査研究事業を進めており、今年度の発掘調査成果などを検討する第2回因幡国発掘調査委員会を下記のとおり開催します。
ついては、取材で取り上げて下さるようお願いします。なお、新型コロナウィルス感染拡大防止のためウェブ会議で実施します。
記
開催日時
令和2年9月12日(土)午前9時から午前10時30分まで
開催場所
埋蔵文化財センター(〒680-0151 鳥取市国府町宮下1260 番地)
及びウェブ会議
内容
令和2年度の発掘調査成果の検討 等
令和2年度の発掘調査概要
青谷東側丘陵における古代山陰道のルートや構造を解明するため、養郷狐谷遺跡及び養郷宮之脇遺跡の2遺跡の発掘調査を行った。
養郷狐谷遺跡
・昨年度の養郷新林遺跡で確認された古代山陰道(延長400m)のさらに東側延長線
上で、幅9mの道路遺構を確認した(延長600m)。
養郷宮之脇遺跡
・丘陵上の養郷新林遺跡と平野部の青谷横木遺跡とを結ぶルートで、幅9mのつづら折りの道路遺構を確認した(延長200m)。
・古代官道は、基本的に直線的につくられたとされるが、急傾斜の山越えルートではつづら折りとなっていたとすると、全国的にも貴重な発見と考えられる。
参加者
発掘調査委員会委員
氏名 | 所属 | 専門 |
委員長 久保 穰二朗(くぼじょうじろう) | 元鳥取県埋蔵文化財センター所長 | 考古学 |
委員 大橋 泰夫(おおはしやすお) | 島根大学法文学部教授 | 考古学 |
委員 市 大樹(いちひろき) | 大阪大学大学院教授 | 日本古代史(文献史学) |
委員 神野 恵(じんのめぐみ) | 奈良文化財研究所都城発掘調査部考古第2研究室長 | 考古学 |
その他関係機関
文化庁
鳥取県地域づくり推進部文化財局とっとり弥生の王国推進課
鳥取市教育委員会事務局文化財課
鳥取市青谷町総合支所地域振興課
問い合わせ先
鳥取県埋蔵文化財センター企画研究担当 坂本
電話 0857-27-6711
ファクシミリ 0857-27-6712