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具体的な行動計画

(3)ここでは「食」を知って鳥取が好きになる




10.歴史・文化、うんちく、郷土料理



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取り組みの方向性

     長野市には「七味唐辛子の専門店」があるそうです。長野の人には当たり前の存在ですが、私たち鳥取県民から見ると、ちょっと不思議な感じがします。この店は、江戸時代からの由緒を持つ名店で、善光寺名物としてもかなり有名なのだそうです。
     同じように、鳥取県内で「当たり前」と考えているものが、県外の人から見れば「奇異」に思えることもあるはずです。
     例えば、お正月の「雑煮」。全国的には「すまし」や「みそ」の雑煮が定着していますが、県内(特に東部)では「あずき雑煮」が主流です。これなどは、県外の人から見たら「おしるこ」のようなものです。全国の甘党にはたまらない話かもしれません。
     また、鳥取には「ののこ飯」「どんどろけ飯」など、聞いただけでも一体どんな飯だろうと興味をそそる昔ながらの伝統料理や田舎料理が各地にあります。ハンバーグやスパゲッティにも負けない料理をおばあちゃん、おじいちゃんは知っています。さっそく、おばあちゃんの料理を教えてもらいませんか?
     鳥取の食の歴史・文化を知って、皆で楽しく語り合いましょう。蓄えたうんちくを披露してみてください。話しが弾めば、たぶん「鳥取の食」にもっと興味が湧いてきます。かめばかむほどおいしくいただけます。


取り組み事例


境港の郷土料理の代表といえば「いただき(ののこ飯)」


( 平成21年1月4日付日本海新聞より )

 いただきは米子から弓ヶ浜にかけてから伝わる家庭料理。大きな三角揚げの中に、米、ごぼう、人参、椎茸等を入れ、醤油、酒、砂糖で味を付けた昆布だしで炊き上げた家庭の味です。
 昔から鳥取県弓浜半島は水が乏しく、綿花栽培が盛んでした。木綿を使って浜絣が手織され、綿入れを作っていました。地元の言葉で綿入れを「ののこ」と言いましたが、形が似ていることから「ののこ(めし)」と呼ばれるようなったといわれます。
 今は「いただき」と呼ばれることが多いですが、秀峰大山(だいせん)の頂上に形が似ているところから、こう呼ばれるようになったようです。昔は水 汲み、潅水や綿摘みといった重労働の間食や運動会の弁当としてよく作られていました。
 昔は大鍋や飯釜で炊いていたそうですが、ガスや電気の炊飯器でもおいしく出来ます。郷土の料理をぜひ作ってみませんか。





中海圏の美味満載 「まいもん鑑」

米子市の食品会社「米吾」は、旬の地元食材を相撲の番付に模してまとめた「まいもん鑑(かがみ)」を作成し、無料配布しています。
 大山から美保湾を「東」、奥出雲から宍道湖・中海を「西」に分け、月別に代表的な山・川・海の幸を選び、四季に応じた郷土料理も紹介しています。
 地域に伝わる食材の魅力を見直す番付として、さまざまな活用方法が検討されています。




平成22年度当初予算での県の主な取り組み・支援策


食べながらトーク事業〔食のみやこ推進課〕


有識者による食のリレートーク、座談会の開催します。


食のアクションプログラムメディア連携事業〔食のみやこ推進課〕


鳥取の食や食文化とそれを担う人々の活動を新聞等により広く県民に紹介します。

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ご意見・お問い合わせは

鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局食のみやこ推進課
住所 〒680-8570鳥取県鳥取市東町1丁目220
電話 0857-26-7835 ファクシミリ 0857-21-0609
E-mail syokunomiyako@pref.tottori.jp