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具体的な行動計画

(1)ここでは「食」をつくる人が一番偉い




4.環境



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取り組みの方向性

     食料の輸入依存が大きな問題となっています。直接的には「食料の安定確保」の問題ですが、視野を広げると、「地球環境負荷の増大」につながる問題でもあります。
     問題の一つは「地球温暖化への影響」です。
     生産地から消費地まで運ばれる距離に輸送量をかけ合せた数値は「フードマイレージ」と呼ばれます(距離×輸送量=フードマイレージ)。移動距離が長ければ輸送に多くのエネルギーが必要になり、船や飛行機によるCO2排出量が多くなります。
     「水資源の収奪」にもつながります。食料生産には水が不可欠です。私たちが輸入食料に過剰に頼れば、結局は他国の水資源を過剰に消費することになります。
     輸入食料の方が価格が安い場合も多いですが、「見えないコスト=地球環境への負荷」がかかっていることを忘れないで下さい。同じお金を支払うのであれば、環境に負荷を与えない方に支払いましょう。そちらの方が気持ち良く過ごせます。


取り組み事例


食育3Rプロジェクト


( 三朝町報19年12月号より )

                                         三朝町調理センターでは、環境に優しい「3Rプロジェクト」を推進しています。3Rとはごみの減量=Reduce(リデュース)、再使用=Reuse(リユース)、再資源化=Recycle(リサイクル)です。
                                         まず、調理の際に出る野菜の廃棄物を小学校で飼育しているうさぎの餌として再利用します。そのうえで余った廃棄物と給食の残食を「生ごみ処理機」で有機肥料にします。給食では1日に約20kgの廃棄物が出ますが、生ごみ処理機に投入すると約十分の一の2kgほどになります。見事なごみの減量化です。生成された肥料は町内の小中学校の花壇や菜園で使われ、出来た草花や野菜が私たちを楽しませてくれます。
                                         さらに、学校給食に野菜などを提供する「学校給食グループ」のみなさんの畑に使われます。給食から出た廃棄物が肥料に生まれ変わり、農地に還元され、それにより育まれた野菜が再び、調理センターに届けられ、子どもたちの給食となるわけです。
                                         地球温暖化をはじめ、さまざまな環境問題がクローズアップされる現代では、限られた資源を有効に活用する循環型社会を作ることが求められています。子どもたちには、この3Rプロジェクトを通じて「もったいない」という心を育んでいきたいと考えています。 




平成22年度当初予算での県の主な取り組み・支援策


リサイクル技術等開発促進事業〔産業振興総室〕


県内のリサイクルに資する技術・製品の研究開発等の取組を支援し、循環型社会の形成を促進します。

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ご意見・お問い合わせは

鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局食のみやこ推進課
住所 〒680-8570鳥取県鳥取市東町1丁目220
電話 0857-26-7835 ファクシミリ 0857-21-0609
E-mail syokunomiyako@pref.tottori.jp