一覧にもどる

具体的な行動計画

(1)ここでは「食」をつくる人が一番偉い




1.生産者と消費者をつなぐストーリーづくり
(1−1)生産現場の「ものがたり性」を伝える



< 前の項目へ


取り組みの方向性

     生産者と消費者が助け合う−。人口最少県を利点ととらえ、「顔が見えるネットワーク」づくりを進める本県は、まさに「生産者と消費者がともに”食を支える”」のにふさわしい環境にあります。
     しかし、生産現場の工夫、喜び、苦労、汗や涙、想いといった「ものがたり性」は消費者に伝えられているでしょうか。本県の豊かな産物も、消費者にとってはスーパーで「すぐ買える」「もうできている」単なる食材の一つに過ぎないのではないでしょうか。
     生産現場の「ものがたり性」を消費者に伝える取り組みを進めましょう。
     「私たち消費者がこれを買うことで農家の生活が支えられ、それが結局私たちの生活を支えてくれるんです。」そんな言葉が自然と出てくるような、「生産者と消費者のいい関係」づくりを進めましょう。


取り組み事例


猫の手援農隊が鳥取県中部地域でスタート!


( (社)全国農協観光協会HP http://www.znk.or.jp/event/20091202r.php )

 「猫の手援農隊」は、農作業支援ボランティアの活動を通じて農業の理解を深め、都市と農村の交流を促進していくことを目的として東日本で平成11年度から実施していますが、今回西日本で初めて企画され、21年9月に鳥取県を代表する果実「ゴールド二十世紀梨」の収穫援農隊のモニター企画が行われました。
 3軒の生産農家の収穫作業の手伝いを行い、2日間地元の方々といっしょに熟した果実をていねいに収穫し汗を流しました。80歳を超えた農家のご夫婦から「ほんとうにありがたい。申し訳ないような気持ちです」と満面の笑みと言葉をいただき、援農隊としての取組を拡大していく目的を再認識し、大きな力をもらいました。




特別栽培米こしひかり 日南海藻米 美里(きより)


( 日南町海藻米生産者組合HPより(写真も) http://kaisomai.blog87.fc2.com/ )

生産者、販売者、海藻を提供するNPOが立ち上げた「日南米特産品化実行委員会」は、アミノ酸・ミネラルをたっぷり含んだ境港産の海藻を使って土作りした日南町内の田んぼで、コシヒカリ「「奥大山・海藻米 美里(きより)」を栽培しています。秋の収穫祭には消費者も参加し、手作業で刈り取りました。まさに「海と山のストーリー」が詰まった米です。
 「美里(きより)」は、皆生温泉の旅館で使われるほか、インターネット等で販売されています。




平成22年度当初予算での県の主な取り組み・支援策


こだわりの米づくり支援事業〔生産振興課〕


本県の基幹農作物である米について、新品種の導入による収穫量増及び品質の向上と、地域のこだわりの米づくりによる農家の所得向上を図ります。


地元の逸品再発見事業〔食のみやこ推進課〕


地元県内生産者等の製造現場や商品のこだわりをCATV、ラジオで紹介します。


西条柿日本一戦略推進事業〔八頭農林局〕


西条柿日本一戦略推進事業を推進し、官民連携した新組織(西条柿日本一戦略推進協議会)を設立し、「西条柿日本一の里」づくり及び西条柿の新・改植を進め県東部における西条柿の生産振興と地域活性化を図っていきます。

▲ページ上部に戻る


< 前の項目へ

一覧にもどる


ご意見・お問い合わせは

鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局食のみやこ推進課
住所 〒680-8570鳥取県鳥取市東町1丁目220
電話 0857-26-7835 ファクシミリ 0857-21-0609
E-mail syokunomiyako@pref.tottori.jp