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具体的な行動計画

(2)ここではあたたかい「食」が人を育てる




9.家庭・家族



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取り組みの方向性

     家庭での食事は一家が揃う団らんの場です。
     皆さん、家族の出発点における「食」を思い出してください。子どもが生まれ、しばらくすると「離乳食」に移行します。少しずつですが、「家族が一緒に食卓を囲む」ことが始まります。楽しい(=大変ですが…)食事の始まりです。成長したとき、子どもが覚えてくれていることはないかもしれませんが、離乳食の時間が「家族が揃って食卓を囲む楽しさを知る」原点になるよう、経験者も含めていろんな知恵や工夫をすれば、子育て支援にもなります。
     子どもの成長にあわせて、家族揃って楽しくいっしょに食べる機会をつくり、学校や地域、社会のことなどを話しながら、身近な食べ物を通じて生命の大切さや地球に優しいことを、子どもの頃から身につけていきたいものです。
     ライフスタイルの多様化に伴う家族の生活時間帯のすれ違いから、家族全員が食卓を囲んで同じものを食べることが難しくなっていますが、いつまでも、家族で話しをしながら、楽しく食べる環境をつくっていきましょう。


取り組み事例


母の味を私も作りたい!がんばったで賞〜タンドリーチキン

 21年9月に、自慢の味と、その料理にまつわる思い出や心温まるエピソードを募集する「おじいちゃん、おばあちゃんのごっつおが食べたいなあコンテスト」がとっとり薬膳ネット(代表:岸本さん)によって実施されました。
 そこで「がんばったで賞」を受賞したのが「タンドリーチキン」。研修などで海外から来られた方のホームステイを受け入れているお宅で、母が振る舞うタンドリーチキンは、どの国のどの年齢の方にも好評です。母の味を私も作りたい、と中学生の娘さんが応募されました。ご両親の生き方がちゃんと伝わってきています。
 このコンテストは、家庭の中に眠っている鳥取の食を掘り起こし「古きをたずね新しきを知る」ものとなり、この事業を通して、食をただ単に栄養をとるだけではなく、その背景にある家族の絆や歴史などが織り込まれ「食」がとても奥深いものであることを再認識しました。




平成22年度当初予算での県の主な取り組み・支援策


西部の食を未来に伝えるプロジェクト推進事業〔西部県民局〕


子育て世代において、自主的に食育学習を行う組織の育成を図るため、食育講座、生産者、食育推進団体等との交流会を開催します。


心とからだ いきいき(食・読・遊・寝)キャンペーン推進事業〔教育総務課〕


子ども達の望ましい生活習慣の定着を図るため、平成17年度から実施している「心とからだ いきいきキャンペーン」を引き続き展開します。

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ご意見・お問い合わせは

鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局食のみやこ推進課
住所 〒680-8570鳥取県鳥取市東町1丁目220
電話 0857-26-7835 ファクシミリ 0857-21-0609
E-mail syokunomiyako@pref.tottori.jp