具体的な行動計画

（1）ここでは「おいしい」から人が集まる

2.イメージ戦略を支える生産加工

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取り組みの方向性

鳥取オリジナル品種やこだわりのある農産物を育成そして普及していきます。

地域の特性を生かした特産品の創出やブランド化を推進します。

取り組み事例

鳥取県の新しい梨「なつひめ」「新甘泉」

鳥取県を代表する果物といえば「二十世紀梨」。全国一位の生産量を誇り、国内生産量の約半分を占めていますが、消費者の皆さんにより美味しい梨を提供できるように平成元年から鳥取県園芸試験場が新品種の開発を進め、２０年余りの歳月をかけて、「二十世紀梨」のさわやかな甘みと瑞々しさを受け継いだ次の世代を担う、「なつひめ」（青梨）と「新甘泉」（赤梨）の２つの新品種の登録を行いました。
　平成２０年から一部の果実専門店で販売を始めていますが、皆さんから「とてもおいしい」「甘い」と好評です。
　（左側「なつひめ」、右側「新甘泉」）

「きのこ王国八頭」から「きのこ王国いなば」へ

意欲ある生産者及び関係機関が協働・連携して、きのこ産業が地域産業の要として活性化することを目指して活動してきた「きのこ王国八頭」。２１年９月には建国一周年を記念し「きのこフォーラム」を開催し、組織の活動や原木しいたけの魅力をＰＲしました。
　鳥取市河原町布袋のクヌギ造林地における原木林の共同購入・共同生産など原木供給体制の整備や小規模面積の山林、耕作放棄地等へ良品生産に適したクヌギの植林を推進、そして有機ＪＡＳ認証取得を支援し、生産量増のための栽培指導等実施するなど地域ブランド確立戦略を推進してきました。
　２２年３月には、この活動が県東部圏域全体に広がったことから、今後、一層の連携を図るため、名称を「きのこ王国いなば」に改めました。
　新年度からは、体制も新たに県東部圏域が一体化した一大きのこ産地へと発展するため、新規参入者の確保や地域ブランドの確立に向けた取組を行っていくこととしています。

地域の特性を生かした特産品の創出やブランド化

大山町では「大山恵みの里公社」を設立し、秀峰・大山をシンボルとして観光業と農林水産業を町の基幹産業に位置付け、大山ブランドの育成を図り、産業・雇用・所得の活性化を図っています。平成２０年１２月には、大山町（「大山恵みの里公社」）と伯耆町（町産業ネットワーク準備協議会）の共同開催による地元デパートでの「大山ブランド」の売り出しイベントなど、国立公園・大山を舞台に隣接する２つの町が互いに連携し１つの大山ブランドとして商品を売り出すという、これまでの鳥取県にはなかった試みがなされています。

平成２２年度当初予算での県の主な取り組み・支援策

次世代鳥取梨産地育成事業〔生産振興課〕

梨産業の活性化を目指して生産者及び県民、関係機関が一体となり、ブランド化を目的とした鳥取県育成オリジナル新品種の早期導入と生産基盤の整備を図るとともに、ＰＲや産地づくり運動を展開します。

ブロッコリー戦略的出荷調整対策事業〔生産振興課〕

ブロッコリーを有利に販売するため、価格低迷時の対応として出荷調整を行う場合、低温貯蔵庫に保管する場合の貯蔵経費等の支援を行います。

和牛再生促進事業〔畜産課〕

全国に誇れる和子牛、和牛肉の生産を目指した「鳥取県和牛ビジョン」の実現のために、（１）繁殖雌牛や種雄牛の改良、（２）繁殖雌牛や肥育牛の増頭、（３）担い手・経営強化、（４）独自のブランド化を図るための施策を実施します。

ブランド「ザ・二十世紀梨」事業〔生産振興課〕

二十世紀梨ブランドの維持、復活をめざすため、ひょう害などの気象災害を回避するとともに、糖度向上や省力化のため網かけ施設等導入し二十世紀梨の生産安定を図ります。

原木しいたけ生産チャレンジ支援事業〔森林・林業総室〕

平成１９年度全農乾椎茸品評会で全国優勝した優れた品質の「鳥取しいたけ」を全国へ打って出るため、乾椎茸１０トン増産と良品生産のための対策を行います。

ご意見・お問い合わせは

鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局食のみやこ推進課
住所〒680-8570鳥取県鳥取市東町1丁目220
電話 0857-26-7835 ファクシミリ 0857-21-0609
E-mail syokunomiyako@pref.tottori.jp