1 事業の目的
山陰海岸の世界ジオパークネットワーク加盟に向け、その魅力を県民に広く知っていただき、機運醸成を図ると共に、ジオの活用・普及啓発のための地域での創意工夫ある取組みを支援し、ジオパークを通じた山陰海岸周辺地域の振興を図る。
2 背景・経緯
平成20年度の日本ジオパーク委員会からの指摘事項に基づき、平成21年度の世界ジオパークネットワーク加盟申請地域選考に向けて、様々な場所・分野でのジオの活用を促し、ジオツーリズムの受入体制を整備するなど地域全体で取組みを強化することが求められている。
平成19年度
◇山陰海岸ジオパーク推進協議会設立
(鳥取県、兵庫県、京都府の関係機関により組織)
平成20年度
◇世界ジオパークネットワークへの申請地域を決定する日本ジオパーク委員会へ申請書を提出したが選考されなかった。
3 事業内容
(1)ジオパーク出前説明会の開催
ジオパークの普及・啓発を図るため、山陰海岸ジオパーク推進協議会加盟民間団体(観光協会、商工会議所、商工会、漁協等)等を対象として出前説明会を開催する。
(2)ジオポイント研修会の開催
山陰海岸の魅力を県内外の多くの人に伝えることができる観光事業者(旅館、ホテル、バス、タクシー等)を対象としてジオポイント(鳥取砂丘、浦富海岸、白兎海岸、湖山池、多鯰ヶ池、扇の山等)の地質面での特徴を広く知っていただき、ジオツーリズムの振興につなげるための研修会を開催する。
(3)山陰海岸ジオツーリズム振興補助金 (新)
民間の新たな創意工夫ある取組みとの協働により山陰海岸ジオパークエリア内でのジオツーリズムの振興を図ることを目的として、補助金を交付する。(◆ジオツアー担い手育成)
(※日本ジオパーク委員会指摘事項を踏まえた事業)
ア 補助金の概要
イ 事業の流れ
1 県民提案の募集【4月】
2 事業内容検討会の開催(相談←→助言)【随時】
3 事業実施【随時】
4 事業効果検証(ノウハウ蓄積、次年度以降への
活用)
◆(1)〜(3)のいずれの事業も、鳥取市、岩美町等の関係団体 と連携して実施する。
4 要求額
項目 | 金額(千円) | 摘要 |
(1)ジオパーク出前説明会 | 10 | 資料作成費 |
(2)ジオポイント研修会 | 190 (528) | バス借上料、講師謝 金・旅費、保険料、資料作成費等 |
(3)山陰海岸ジオツーリズム振興補助金 | 800 | 補助金 |
計 | 1,000 (528) | |
※標準事務費枠外要求(150千円)