鳥取県は豊かな食材に恵まれているが、家庭の食料消費額の内、加工品や外食にかかる消費額は年々増えており、これらは食生活に欠かせない存在となっている。
また、輸入食料品等の不安から、顔の見える地元の食品への要望は大きい。
鳥取県の加工品づくり、魅力向上
(1)オリジナル加工品づくり支援事業(地産地消加工品の開発支援)
県産原材料をつかった加工品を製造・販売している小規模加工グループに対し、専門家の意見をふまえた商品開発、販路拡大を支援することで、消費者ニーズにあった加工品開発を推進する。
(2)ふるさと認証食品普及事業(鳥取らしい加工品の認証)
県産材料を使うなど、鳥取県らしい加工品を「県」が認証することで消費者が安心して商品選択できる環境をつくる。
(3)食のみやこ鳥取県特産品コンクール事業(新商品の開発促進)
県産の材料を使った鳥取らしい加工食品の中から、優れた新商品を表彰・PRすることで、加工食品の技術向上や販売力の強化等を図り、県内の加工食品全体のレベルアップを推進する。(昨年度に引き続き、第2回目の実施)
また、受賞賞品を効果的にPRするための資材(ポップ、シール)の版下を作成する。
鳥取県の食づくり
(4)オリジナルメニューづくり支援事業(地産地消メニューの開発)
地元食材を提供している農村レストラン(県内 15カ所)は、戦略やPR不足で集客が少ないところが多い。
ホテル・旅館では県産牛肉や松葉ガニをメインとしたメニューはあるものの、地元食材メニューを定番化しているところは少ない。
鳥取ならではの料理メニューの開発、PRの支援により、地元食材の良さを県内外の消費者へ広める。