1 事業の目的・背景
米国バーモント州との交流は、平成16年にバーモント州日米協会と鳥取県国際交流財団との姉妹組織協定の締結し、民間ベースの様々な交流が進められてきた。
平成20年6月に、知事がバーモント州を訪問した際に、州知事との間で国際親善に関する覚書を締結し、地方政府間でも文化や教育など様々な分野での交流を継続することを確認したところである。
こうした背景の下、バーモント州での鳥取の文化・観光のPRや次世代の交流の担い手を育成するための青少年交流事業を推進することにより、バーモント州との更なる交流の促進を図る。
《バーモント州日米協会とは》
・米国内に40以上ある日米協会の一つで、日米の相互理解と交流を目的とした民間の非営利団体。
2 事業内容
(1)とっとりの民工芸品PR事業
日米協会との交流協議の中で、米国における日本の民工芸への関心の高さが判明した。州内のデザイン学校が鳥取の木工職人によるワークショップを開催するのに併せて、州都バーリントン市内において、県産の民芸を中心とした展示を行うことにより、鳥取県の文化・観光の情報発信を行う。
・開催時期 平成21年7月頃(1週間程度)
・会場 バーリントン市内のギャラリー
・展示概要 県産民工芸品の展示、紹介パネル(民工芸品、観光等)によるPR、観光パンフレット等の配布
(2)青少年交流事業に向けた調査・協議団の派遣
日米協会から提案のあった同州内にある民間環境交流団体GATPとの間での青少年交流事業の実現に向けて、プログラムづくりのための調査・協議団を派遣する。
- 派遣人数 5名(想定:県立高校教員、県内大学教員、国際交流財団職員、交流推進課職員、通訳)
- 派遣期間 1週間程度
《GATPとは》
GATP(Green Across The Pacific)は、世界の国々との交流を通じて文化的理解と環境に対する認識を深めることを目的としている団体であり、バーモント州シャンプレイン大学教員が代表を務めている。
《想定している青少年交流事業》
県内の高校生等をバーモント州に派遣し、2週間程度ホームステイをしながら現地の高校生と一緒に環境に関するフィールドスタディを実施するもの。
3 事業費 5,877千円
(1)とっとりの民工芸PR事業 2,291千円
(2)調査・協議団の派遣 3,586千円
※標準事務費枠外要求(2,962千円)