当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:計画調査費
事業名:

高等教育機関等支援事業

将来ビジョン関連事業(育む/人財・鳥取の推進)

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企画部 青少年・文教課 高等教育・学術振興担当  

電話番号:0857-26-7814  E-mail:seisyounenbunkyou@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度予算要求額 55,737千円 15,329千円 71,066千円 1.9人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 53,153千円 15,742千円 68,895千円 1.9人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:55,737千円  (前年度予算額 53,153千円)  財源:単県 

事業内容

1 背景・目的

 県内の高等教育機関等が取り組む学術研究及び技術開発、知的創造力を持った人材の育成を支援することで、本県の知的基盤の強化と次代の地域産業を担う「人財」の育成を推進する。

2 事業内容

(1)鳥取県環境学術研究振興事業(継続) 

     本県の環境保全、および快適な環境創造に関する施策を推進するため、高等教育機関が行う環境分野の研究に対して助成する。
                            【要求額】53,091千円
    ○研究助成費(43,000千円)
     ・財 源 鳥取県環境学術研究基金(約30億円)の運用益
     ・対象機関 鳥取環境大学、鳥取短期大学(補助金)
    鳥取大学、米子工業高等専門学校(委託費)
     ・助成課題数 概ね30課題程度
     ・スケジュール
       研究課題の募集開始 H21年12月〜H22年1月
       募集課題の審査    H22年2月〜3月
       採択課題の決定    H22年4月
       研究の開始       H22年5月
    ○研究評価委員会開催経費(268千円)
     ・開催回数 年2回(3月:応募課題の審査・選定、11月:次年度方針の検討・実績評価)
    ○環境学術研究基金へ積立(9,823千円)


    (2)鳥取短期大学と地域の発展を推進する会会費(継続)
【要求額】10千円
     県中部地域の振興及び人材育成に大きな役割を果たしている鳥取短期大学等を支援するため、「鳥取短期大学と地域の発展を推進する会」に加入し、その活動を支援する。

     ・活動内容 図書館の充実、北東アジア文化研究助成、地域貢献活動支援等 
     ・事務局   倉吉商工会議所
     ・会員数   216(法人155、個人61:20年度)
(3)とっとり乾地研倶楽部の活動支援(継続)
【要求額】510千円
    「とっとり乾地研倶楽部」は、国内外から研究者が集まる「共同利用研究拠点」として本県が世界に誇る「鳥取大学乾燥地研究センター」の情報を発信し、同時に「県民の教育施設」としても活用していくため、平成12年に鳥取市も加わり官民協働で発足させた同センターの支援団体。この団体が行う乾燥地研究情報発信事業に助成を行う。
     また、法人会員として年会費を支払う。

     ・乾燥地研究情報発信事業の内容
       「乾燥地学術標本展示室」の休日公開とガイド
        休日来所者:【H20】867人 【H21】573人(H21年9月)
       「実験施設の一般公開」
    (アリドドームの公開、研究講演、風紋再現・観察コーナー、子ども向け研究教室、留学生による交流行事、山陰ジオパーク関連の広報など)

     ・補助先:とっとり乾地研倶楽部(事務局 鳥取商工振興協会)
     ・補助金:500千円(定額)
     ・年会費:10千円/年

    (4)その他標準事務費 2,126千円

3 効果

○「知の拠点」である県内高等教育機関等を支援することにより、県内の学術研究の促進や技術力の向上が図られる。

○研究成果を活用することにより本県産業が活性化する。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況


<政策目標>
県内高等教育機関が地域(行政等)と連携して行う事業の増加

1 高等教育機関に対する環境学術研究助成の取組
(1)県内の高等教育機関に対して、施策化、実用化が見込まれる研究について研究費を助成。
○20年度:応募48課題のうち31課題に助成を行った。
  鳥取環境大学 13課題、鳥取短期大学 2課題、鳥取大学 10課題、米子工業高等専門学校 6課題
○21年度:応募49課題のうち、29課題に助成を行った。
  鳥取環境大学 12課題、鳥取短期大学 2課題、鳥取大学 9課題、米子工業高等専門学校 6課題
(2)研究成果のPR
  産官学による成果発表会等で研究成果を県民に広くPR。
○20年度:28課題
○21年度:31課題
(3)事業の改善の取組
施策化・実用化に繋がる研究及び研究成果の活用を促進するための研究評価制度の導入、高等教育機関への助成額の配分方法の見直し等を検討。

2 高等教育機関支援団体等への支援
・民間と連携して、大学の社会貢献、地域連携の推進を支援 

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
1 高等教育機関に対する環境学術研究助成の取組
・本県の施策や地域振興、産業シーズにフィードバック・活用される研究成果が出ている。
(1)19年度までの主な成果
○鳥取県におけるエネルギーの自律を目指すバイオマスタウン(環境を内部化した地域おこし)・モデルの開発についての調査研究(鳥取環境大学):環境大学スクールバスを廃食油を利用したバイオディーゼルバスとして運行。
○ソデイカ加工産業廃棄物の有効利用〜生理活性コンドロイチン硫酸オリゴ糖の抽出と製品化〜(鳥取大学):ソデイカからのコンドロイチン硫酸オリゴ糖抽出法を開発(特許出願)。
(2)20年度の主な成果
○第二次・鳥取県の名水に関する調査(鳥取環境大学):県内の水場の水質管理状態、水質検査結果を基づき44ヶ所を名水地として選定し、名水地図を作成して県内外にPR。
○鳥取県の特産である梨を利用した「梨酢」と「ドリンク」の研究開発(鳥取大学):規格外の梨を利用した梨酢の製造方法を開発。県内企業と連携し商品名「梨酢物語」として製造販売を開始。
○温泉を熱源とする発電システムに関する研究(米子工業高等専門学校):温泉・地熱資源を活用した熱機関の出力を向上させるための熱交換物質を開発(特許出願)。

2 高等教育機関支援団体等への支援
地域の教育施設、知的拠点施設として、地域の振興等に寄与。引き続き、民間と連携し支援する必要がある。

<改善点>
1 高等教育機関に対する環境学術研究助成の取組
(1)平成21年度事業から研究評価制度を導入し、研究計画、研究成果及び研究成果の活用状況等の検証、評価を行うこととした。
(2)鳥取環境大学2/3、その他の大学等1/3としている助成額の配分方針を改め、鳥取環境大学の研究推進を目的とする「基盤的研究助成枠」と環境学術研究水準のレベルアップを図ることを目的とする「競争的研究助成枠」を設定し、それぞれ1/2を目安に配分するよう見直した。

工程表との関連

関連する政策内容

高等教育機関の魅力向上

関連する政策目標

県内高等教育機関が地域(行政等)と連携して行う事業の増加

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 53,153 0 0 0 0 0 49,948 0 3,205
要求額 55,737 0 0 0 0 0 52,823 0 2,914