当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:計画調査費
事業名:

とっとりの民工芸振興事業

将来ビジョン関連事業(新時代への扉をひらく/ようこそ、ようこそ鳥取県)

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文化観光局 観光政策課 観光魅力づくり・情報発信担当  

電話番号:0857-26-7237  E-mail:kankou@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度予算要求額 6,591千円 17,574千円 24,165千円 2.2人 0.0人 0.0人
22年度当初予算額 5,566千円 17,750千円 23,316千円 2.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:6,591千円  (前年度予算額 5,566千円)  財源:単県 

事業内容

1目的

本県の重要な知的財産である和紙、絣、郷土玩具、陶磁器、木竹工等の民工芸の持続可能な自立を促すとともに、国内外に広くその魅力と価値を認識してもらうことにより本県の民工芸の振興を図る。

2背景

大量生産・消費が大勢を占める現在において、民工芸業界は収益率が低く、衰退しつつあるが、一方で「和」を意識したライフスタイルや、民工芸品等の手仕事による確かな技術に裏打ちされた質の高いものづくりが再評価されている。


    ※生活情報誌「カーサ・ブルータス・ムック」(H22.6.18発売)
      特集「日本全国、うつわが素敵なカフェ50」

    ※首都圏、関西圏のショップ
      Landscape、夏椿、graf、クラスカ

3事業内容及び所要経費

(1)情報発信事業 4,740千円(3,715千円)
  • とりネット「とっとりの手仕事」によるインターネット情報の発信
    http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=27512
  • 前年度に作成した民工芸マップについて、範囲を拡大し、県外版を作成する。
  • 鳥取の民工芸品を実際に使っている店舗等を紹介するマップを作成する。
  • 一般県民等を対象にしたアンケート・プレゼント企画を実施し、本県の民工芸品の魅力を感じていただく機会を提供するとともに、アンケート結果を今後の取り組みに活用する。
  • 大都市圏での民工芸品と観光情報を一体化したPRを実施。また、併せて販路拡大も狙い、若手製作者の作品を積極的に取り上げ新商品、後継者育成にもつなげることを目的とする。 
  • (2)愛用促進事業 25千円(25千円)


      県職員による民工芸品のお土産品・記念品等への活用をすすめるため、「つかいもんデータベース」の管理運営を行う。

    (3)民工芸展示事業 198千円(198千円)

    • 県立図書館事業と連携して、高校・大学生等が民工芸に対する関心を高めるため、巡回パネル等の展示を行う。
    • 一般県民が民工芸品にふれることのできる場を提供し、鳥取の作り手による製品を、県民の誇れる存在として認識していただくため、県内公共施設(県内4箇所)で展示を行う。

    (4)人材交流・育成事業 173千円(173千円)


      技術とマーケティング知識の向上、人的交流を図るための民工芸事業者向けの研修会を開催する。

    (5)民工芸デジタルアーカイブ化事業 725千円(725千円)


      後継者難の民工芸の製作工程を映像で残し、技術の継承と保存を行う。

    (6)民工芸マスコミ誘致事業 730千円(730千円)

    • 本県の民工芸品の魅力を発信するとともに、より一層高めるため、専門誌、生活情報誌等を誘致。
    • 記事掲載により民工芸品の販路拡大及び誘客を図る。


    ※平成22年度当初要求「とっとりの民工芸振興事業」と平成22年度当初部長要求「トットリノススメ・民工芸魅力発信事業」を統合し、要求しています。


    これまでの取組と成果

    これまでの取組状況


    ○鳥取県ホームページを使った情報発信「とっとりの手仕事」ホー
    ムページで工房紹介、イベント案内、ブログ作成等を行い、県内外に情報発信を行った。

    ○平成22年度新規の情報発信事業として、大都市圏での民工芸品と観光情報を一体化したPRを実施。併せて販路拡大も狙い、若手製作者の作品と積極的に取り上げ新商品、後継者育成にもつなげることを目的に実施。

    ○H22年度「県政だより」の年間掲載記事「鳥取の手仕事」連載

    ○公共施設・図書館展示事業
    とりぎん文化会館、倉吉未来中心、米子コンベンションセンター、東部総合事務所で民工芸品を展示した(数ヶ月ごとに展示替)。

    ○記録保存事業
    H21年度は、弓浜絣の製作行程を記録したDVDを作成し、貴重な技術を保存するとともに、県内図書館等に配布し一般県民へのPRにも活用している。

    ○マスコミ誘致事業
    出版社を招聘し、取材協力等を行っている。

    これまでの取組に対する評価


    ○鳥取県ホームページを使った情報発信
    県外、国外からホームページに掲載されている民工芸品に関する照会があり、情報発信や民工芸品の購入促進に寄与している。
    また、全国から注文、訪問やマスコミ取材依頼の情報源となっている

    ○大都市圏での民工芸品等のPR
    首都圏の若い世代を中心に来場者があり、マスコミからの鳥取取材問い合わせもあり。

    ○県政だより連載記事
    広く県民への情報発信に寄与。連載を楽しみにしているとの声が多数寄せられている。

    ○公共施設・図書館展示事業
    一般県民の多く立ち寄る場所で展示することにより、県民が県内の民工芸品にふれる機会を提供することができ、民工芸品に対する理解を深めていただく良い機会となっている。

    ○記録保存事業
    弓浜絣の製作工程を映像で残すことにより、貴重な技術を継承するとともに、展示会での公開などPR素材としても活用でき、貴重な資料となっている。

    ○マスコミ誘致事業
    全国誌に取り上げられ、県内外から問合せや発注が多数あり、民工芸事業者の売上及び民工芸品のPR、観光客誘致につながった。
     ※掲載雑誌(HH22年度実績H22.10現在)
      「nid」(生活情報雑誌)
      「旅」(旅行雑誌)
      「カーサ・ブルータス・ムック」(生活情報雑誌)
      「BRUTUS」(民芸とみやげもん)(生活情報雑誌)
      「なごみ」(茶の専門誌)


    【誘客効果等成果の一例】
    ◎マスコミPRのお陰で、鳥取民芸美術館年間入館者数昨年対比(H21/H20)176%の4,616名、ショップ年間売上(同上)120%の2,642万円H22年度も昨年対比20%増で推移している。 

    ◎H21年9月発行「山陰旅行」に掲載された陶磁器窯元、カフェ、ショップ、パン屋、宿泊、施設等に調査を行ったところ(聞取H21.12.10〜16)売上げが増加した等の誘客効果が上がっている。

    ◎「民芸の地・鳥取」としてPRを実施した結果、日本民藝学校(主催:日本民藝協会、鳥取民藝協会)への召致(H21.8)に貢献
        

    工程表との関連

    関連する政策内容

    C 戦略的な観光情報発信

    関連する政策目標

    マスコミへの露出アップや観光キャンペーンの展開等により、本県の知名度向上を図る





    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 5,566 0 0 0 0 0 0 0 5,566
    要求額 6,591 0 0 0 0 0 0 0 6,591