事業費
要求額:8,500千円 (前年度予算額 2,900千円) 財源:単県
事業内容
1 事業内容
岩美町では、旧岩美病院をアーティストの作品制作のアトリエとして、旧医師公舎をアーティストの滞在施設として整備し、アーティストが滞在し創作活動を行うアーティスト・イン・レジデンスができる環境整備がなされている。
この環境を活用して、アーティスト、地元住民、町及び県の協働による実行委員会では、国内外の著名な作家を招聘して、アーティスト・イン・レジデンスによる、山陰海岸の世界ジオパーク加盟を盛り上げるよう自然をテーマとした国際現代美術展を開催することとしている。その事業効果を考慮し、開催経費の一部を支援する。
2 要求内容
事業に要する8,600千円のうちの8,500千円
(内訳)
県補助金額 8,500千円
(対象:レジデンス・展示会の開催経費)
岩美町委託料 100千円
(対象:ワークショップ開催経費)
3 充実の必要性
著名なアーティストの作品を設置することにより、より多くの美術鑑賞者に岩美町を訪問してもらい、世界ジオパークに加盟した山陰海岸の観光と連携して、地域の活性化を図る。
4 今後の方向性
国内外の著名なアーティストなどによる岩美町の自然に調和した半永久的な屋外作品を数年設置し、作品の集積を図る。
(イベント実施時の一過性の鑑賞者だけでなく、常時鑑賞できるようにし、年間を通じた鑑賞者(観光客)の誘致を目指す。)
5 事業実施による効果
○アーティストが定期的に岩美町に滞在し創作活動を行うなど、アーティスト・イン・レジデンスを数年継続することで、将来的には、岩美町にアーティストの移住・定住へとつながる取組となることを期待。
○世界ジオパーク加盟した山陰海岸や岩井温泉などの既存の観光資源に加えて、自然と調和した現代美術の文化による魅力を加えて、さらなる観光面での効果を期待。
6 アーティストインレジデンス事業概要
事業内容 |
・国内外の著名なアーティストを招聘しレジデンスを実施(アーティストが岩美町に滞在し、作品創作現場を公開。屋外の半永久的な作品を設置を目指す)
・展示会(山陰海岸ジオパークなどにつながるような自然をテーマとする。)
・レジデンス期間中に学校等と連携したワークショップを開催 |
実施主体 |
岩美国際現代美術展実行委員会
〔体制〕
・アーティスト(作品創作、オープンアトリエ、ワークショップ実施等)
・地元住民(創作活動支援ボランティア等)
・岩美町(施設無償貸与、事業費支援、事務局運営)
・鳥取県(事業費支援) |
事業費 |
8,600千円 |
7 岩美町の協力状況
○旧病院改修整備・旧医師官舎改修整備
○施設無償貸与
○事業費支援
○事務局運営
○作品制作・地元調整協力等人的支援
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
21年度に文化庁の「地域文化芸術振興プラン推進支援事業」(単年度)により、国内外のアーティストを招聘して、大規模な国際現代美術展を開催した。
期間 22年3月6日〜14日
場所 岩井温泉、岩美町役場、岩美駅、studio652(旧岩美病院)
招聘作家 12名(ドイツ 2名、韓国 5名、日本 5名)
来場者数 約13,000人
22年度には、県及び町が補助金等を交付し、国際現代美術展を開催
期間 22年9月4日〜20日
場所 岩井温泉、田後地区、岩美町役場、岩美駅、studio652
出品作家 7名(韓国 4名、日本 3名)
(うち今回招聘作家 韓国 1名、日本 2名)
来場者数 約6,000人
これまでの取組に対する評価
平成21年度は文化庁の支援事業を活用して、海外からも著名な作家を招聘し、大きな規模で事業を実施し、県内外から多くの来場者があったが、22年度は規模を縮小したため、1年目ほどの来場者がなかった。
【今後の展開】
県内外から広く来場者を求めるためには、ある程度著名な作家の招聘が必要。また、半永久的な芸術作品を設置することにより、イベント実施時のみではなく、年間を通じた鑑賞者(観光客)を呼び込めるような戦略が必要。
工程表との関連
関連する政策内容
文化芸術活動の活性化
関連する政策目標
アーティストリゾートの推進
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
2,900 |
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2,900 |
要求額 |
8,500 |
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8,500 |