1.事業概要
県立学校校庭等における芝生化を推進し、スポーツ活動における生徒の競技力向上、けがの防止を図るとともに、砂塵の防止、グラウンド土の流出防止など教育環境の改善を推進する。また、実施にあたっては、「鳥取方式」での芝生化を推進するグリーンスポーツ鳥取と連携することで、芝生化校庭の利用用途にあった適正な費用での芝生化を実現する。
2.整備計画
(1)境高等学校 プール跡地(約2,066u)
平成24年10月 実施設計委託
平成25年 3月 灌水・電気設備設置工事着工
6月 芝生植栽
(2)鳥取東高等学校 第3グラウンド(約3,500u)
平成24年 3月 灌水・電気設備設置工事着工
6月 芝生植栽
3.事業費
@ 新規芝生化整備費用 21,446千円
(1)境高等学校
設計委託費 1,325千円
工 事 費 6,389千円
(全体額21,294千円の30%相当(前払分))
(2)鳥取東高校
工 事 費 12,955千円
(全体額18,507千円の70%相当(後払分))
植栽委託費 777千円
A 芝生維持管理費用 13,510千円
グリーンスポーツ鳥取が提案する作業計画を基本とした維持管 理業務を民間業者に委託。随時、芝生の状況により、グリーンスポーツの指導・助言に従った業務を実施する。
B 維持管理に係るGST指導助言費用 3,262千円
芝生の状況に応じ、維持管理業務受託業者への指導・助言を随時、実施する。各県立学校からの芝生に関する相談への回答など、県立学校の芝生に係る全般についての指導・助言を委託する。
4.芝生の維持管理体制
5.その他
(独)日本スポーツ振興センターの行う「スポーツ振興くじ助成事業」では、1,000u以上のグラウンドの芝生化を対象とした助成を行っており、事業採択された場合、基盤整備工事費、灌水・電気設備工事費、芝生苗購入費等の80%が助成金として交付される。
(平成23年度助成実績)
・智頭農林高等学校 13,483千円
・倉吉東高等学校 10,709千円
平成25年度6月の芝生植付けを予定している境高等学校プール跡地の芝生化工事についても同助成事業の申請を行う予定である。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
県立学校全32校中11校(うち特別支援学校5校)について芝生化を行った。芝生化後の維持管理において、県、NPO、維持管理業者の連携体制を構築することができた。
これまでの取組に対する評価
・グリーンスポーツ鳥取と連携しながら、過剰な投資をすることなく、適正なコストでの芝生化を実施することができている。
今後も引き続き、学校の意向を踏まえながら、校庭等の芝生化を推進していく。
・平成23年度にグラウンドを芝生化した学校からは、夏季に窓を開放した際にグラウンド側から入ってくる風が涼しくなったなど、好評を得ている。