事業名:
山陰海岸ジオパーク映像資料充実事業
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教育委員会 博物館 学芸課
トータルコスト
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
24年度当初予算額 |
21,134千円 |
2,414千円 |
23,548千円 |
0.3人 |
0.1人 |
0.0人 |
24年度当初予算要求額 |
21,134千円 |
2,414千円 |
23,548千円 |
0.3人 |
0.1人 |
0.0人 |
23年度6月補正後予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:21,134千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
政策戦略査定:計上 計上額:21,134千円
事業内容
1 事業目的
「山陰海岸学習館」は平成22年4月にリニューアルオープンし、その後も展示資料や体験講座の充実に努めているが、その中でも整備が遅れている「映像資料」を充実させることとし、ジオパーク内の地形および生物に関する調査研究対象の映像を収録し、迫力ある「3D立体映像」として来館者等に公開することで、拠点施設として、ジオパークのさらなる魅力を県内外に発信する。
2 要求理由
(1)展示資料の多くはリニューアル時に整備し、体験講座等も順次更新・充実させてきたが、プロジェクター投映の「映像資料」は世界ジオパーク申請前に県がつくった1種類だけで、来館者等から「他の映像が見たい」との声が強くなっている。
(2)平成26年度の世界ジオパーク再審査にあたり、@地域資源の適切な保全と活用の実績、Aジオパークの価値向上や施設の整備など、加盟認定時の課題のクリアが求められている。そのため、調査研究や映像資料等を充実し、ジオパークの保全や価値を高める「ステップアップ」が必要。
(3)現在の映像資料は昔ながらの「2D」映像であるが、近年は映画館や一般家庭においても「3D立体映像」が普及しつつある。そのような社会動向に鑑み、新たな映像資料で来館者に「山陰海岸ジオパークの魅力と感動」を提供するためには、臨場感あふれる「3D立体映像」の投映が不可欠。
3 事業概要
(1)3D立体映像の制作委託
学芸員らの調査研究をもとに、ジオパークエリア内の空撮映像や海中映像等を制作委託。
〔映像制作スケジュール〕
・ 4〜 5月 委託先公募(プロポーザル方式)・決定
・ 6月 撮影ポイントの検討・決定
・ 7〜 9月 空撮(モーターパラグライダー)・海中撮影等
*天候の影響で延期することを考えて、長めに設定
・ 10〜12月 編集・完成・試写
・ 1月 公開予定
(2)3D立体映像の投映システムの構築
映像の公開時期に合わせて、3D立体映像を投映するシステムを構築。(体験学習室内)
*「2D」および「3D」のいずれも投映できるシステム
〔システム構築スケジュール〕
・7〜 8月 機器リース先の公募・入札
・ 9月 契約の詳細決定・契約
・9〜12月 機器設置・試験稼働等
・ 1月 本格稼働
4 要求内容
(単位:千円)
項目 | 経費 | 内容 |
(1)3D立体映像の制作委託費 | (0)
17,197 | ・空撮映像撮影
・陸上・船上・海中映像撮影
・空撮・海中等映像制作 |
(2)3D立体映像の投映システム構築費 | (0)
3,937 | ・3D専用プロジェクター
・2D・3D専用共用スクリーン
・3D専用メガネ洗浄機 等 |
合計 | (0)
21,134 | |
5 制作映像のポイント及び今後の計画
(1)撮影・制作映像について
@ 24年度は、モーターパラグライダーによる空撮及び海中映像の統合版(15分程度1本)を制作し、「山陰海岸ジオパーク」の魅力を来館者に体感していただく。
A 映像は臨場感あふれる「3D用」のほかに「2D用」も制作し、2D用は館外での主催講座や小中学校のジオパーク学習での使用貸出等に活用。
B ジオパークの貴重な地形や生物の「鮮明な映像」を確保するため、撮影・制作画像は「ハイビジョン」以上の鮮明さを確保。
C山陰海岸ジオパークの魅力あふれる映像を制作するため、ジオの専門家の意見も聞きながら、撮影ポイントや対象を選定。
(2)投映機器等の整備について
@ 既存の投映機器を最大限活用しつつ「3D」用機器を追加整備し、映像媒体に応じて「3D」と「2D」を切替上映。
○ 本事業で制作する映像以外に、県及びジオパーク推進協議会制作等の映像も上映。
A 「3D投映」は「偏光フィルター+偏光メガネ」方式とし、現在のプロジェクターと同程度の明るさの3D映像を投映でき、かつ「ハイビジョン」のプロジェクターを整備。
B 「偏光メガネ」は視聴者の肌や手に触れることから、衛生面での安全・安心を確保するため「専用自動洗浄機」を整備。
(3)今後の計画について
@3D映像を整備したことについて、関係市町等と密接に連携しながら積極的にPRし、来館者の増加を図る。
A 25年度以降の映像制作については、24年度の成果を検証し検討。
山陰海岸ジオパーク映像資料充実事業 イメージ図
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〈政策目標〉
1 常設展示・企画展の充実
・教育振興計画に掲げた入館者目標値の実現
(平成25年度までに0.4万人増)
2 楽しく学べる教育普及プログラムの充実
・教育振興計画に掲げた教育普及活動への入館者目標値の実現
(平成25年度までに0.1万人増)
3 来館者サービスの向上
・来館者の施設・サービスに対する満足度の向上
〈山陰海岸学習館のこれまでの取り組み〉
・H20年度に水槽などを整備し、山陰海岸の生きものを紹介。
・H22年4月には地学系学芸員を新規採用し、ジオパークの教育・学術面にも積極的に貢献する体制を整備。
・「山陰海岸ジオパーク構想」を踏まえた拠点施設として、H22年4月24日にリニューアルオープン。
・H23年4月からは展示解説・体験コーナーを担当する非常勤専門員を1名増員し、急増した来館者への適切な対応とサービスを向上。
〈達成度〉
リニューアルオープン後の入館者数が過去の入館者数の約4倍となるなど、多くの来館者を集めている。家族や個人での来館だけではなく、小中学校や公民館などの団体利用が大幅に増加した。
【入館者数の推移】
〈4〜9月〉 〈年間〉
・H21年度: 8,233人 10,255人(リニューアル前)
・H22年度: 25,562人 39,084人(リニューアル後)
・H23年度: 23,465人
これまでの取組に対する評価
・H22年4月のリニューアルオープン後の来館者数、小中学校を含む団体利用、学芸員派遣の要請数などが大幅に増加していることから、山陰海岸ジオパークの拠点施設としての成果が得られている。
・体験展示や普及講座は順次充実・更新しているが、館内で投映している映像資料は、ジオパークの世界認定前に鳥取県がPR用に作成したものを使用しているだけであり、映像資料の更新が不可欠。
工程表との関連
関連する政策内容
・常設展示及び企画展示の充実
・楽しく学べる教育普及プログラムの充実
・来館者サービスの充実
関連する政策目標
・常設展示及び企画展示への入館者の誘導(目標値:平成30年度に7.1万人)
・教育普及プログラムへの参加者の誘導(目標値:平成30年度に0.4万人)
・施設及びサービスに対する来館者の満足度の向上
財政課処理欄
3D映像については、県内の風景に限らずに、山陰海岸ジオパークの良さを全国に発信できるような娯楽性を付加したものとして下さい。また、山陰海岸ジオパークを全国に情報発信できる話題性の高い取り組みを併せて進めて下さい。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
21,134 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
21,134 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
21,134 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
21,134 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |