【<継続>高等学校学力向上推進委員会】
区分 | 内容 | 委員構成 |
学力向上推進委員会 | ・部会からの報告をもとに高校の学力向上策を検討
・県や学校の施策に反映さ せる。 | 高校校長協会、
中学校長会、大学、高校教育の有識者、統計学の有識者、
進学関連企業、
県教委
(計24名) |
部
会 | 学力分析 | ・基礎資料をもとに、全国と の学力状況比較、経年比較 により、本県高校生の学力課題を把握 | 高校教諭、
統計学の有識者、
進学関連企業、
県教委
(計19名) |
学力向上 | ・基礎資料をもとに、教科ご との課題を抽出し、その克服手法を検討
<教科>
国・地歴公民・数・英・理 | 高校教頭、
高校教諭、県教委
(計43名) |
【<継続>資格取得指導研修会】
- 専門教科の教員が、資格試験指導のノウハウを学んだり、最新の情報を得る研修会を実施する。
- 学力向上部会で、扱われていない教科への対応
<資格等の例>
分野 | 資格 |
農業・工業 | 測量士補 |
工業 | 工事担任者 |
商業 | 日商簿記2級 |
情報 | 基本情報技術者 |
福祉 | 訪問介護員養成研修2級課程 |
家庭 | 家庭科技術検定1級等 |
【<新規>学力向上施策実施モデル校の設置】
学力向上推進委員会や学力向上部会等において提案された授業力向上施策等学力向上に向けた具体的な施策を実施する学校を、校種、地域等を考慮して10校程度設置し、アドバイザリースタッフを招聘して指導を行うなどモデル的な取組みを実施する。
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■取組の成果を、実践発表等をとおして全県の高等学校へ普及する
【<新規>鳥取県高等学校教育研究協議会の設置】
- 学力向上部会で明確となった課題について、各教科部会が組織的に取り組むことができるようにするため、5教科の「県高等学校教育研究協議会」の組織化を促進する
- 校長会を中心として、研究協議会の活動の支援を行う
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- 学校の枠を超えた県全域の教科研究に係る取り組みを実施するものであり、学力向上部会で作成した教材の活用促進方策等について検討
- 将来的に、中学校教員にも徐々に拡大し、中学校と高等学校において、教科という部分での連携の核とする
【<新規>推進委員会委員による先進県・校視察】
1.
教科研究会育成のための各教科専門研修 [5教科×3回]
2. 学習理論研究研修(学習指導ファシリテーター育成) [3地域×5回]
3. リーダー育成研修(人材育成リーダーシップ論) [3回]
3 現状・背景
各学校では学校裁量予算を活用した独自事業を実施してはいるが、客観的な資料に基づく県内高校生の学力状況の把握は十分ではなく、指導方法の共有化や共通理解が進んでいなかったことから、全校で模試等を実施し、データ分析を行い、本県の生徒の傾向をとらえたところ。
- 来年度も同様に事業を実施し、経年変化を追いながら、傾向分析や課題等の把握に努める必要がある。
- H23年度の推進委員会において、学力向上を進める学校づくりの具体的な取組内容について、普通高校、専門高校ごとにモデル案を検討したところ。
- 教科や地域によっては教科会が組織されていない、また、組織はあるが活動していないなど、県全域で教科研究等が行える体制となっていない。
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■■学力向上推進委員会[H23年度]での意見■■
- 教員の指導力の向上が重大かつ喫緊の課題(授業力の向上)
- 教材論・素材論での議論はあるが、指導法・授業手法の議論はない(学習理論・認知理論の不足のため高度な専門性がいかせていない)
- 各地区や県全域での教科研究会が活性化することが必要
- 校内での研究の活性化を仕組む人材が必要(ファシリテーター育成)
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