1 事業概要
岩美町、渚交流館等と合同で、山陰海岸ジオパークを活用した自然体験活動と宿泊体験活動をセットにした総合的な事業体系を構築する。なお、実施に当たっては、関係機関からなる検討委員会を設け、事業の実施内容を検討するとともに、次年度以降の事業展開を考える。
2 事業内容
(1)検討委員会の開催
【検討委員会メンバー(案)】
岩美町(教育委員会)、岩美町観光協会、山陰海岸ジオパーク推進協議会、渚交流館(NPO岩美自然学校)、山陰海岸学習館、県観光政策課、県立博物館、家庭・地域教育課
【開催時期】5月、7月、9月(年3回)
【検討内容】
○事業の実施内容
○次年度以降の継続的な体験活動実施に向けての方策 等
(2)アドベンチャースクールの実施
【実施時期(案)】夏休み期間中で1泊2日:2回程度
【実施】NPO法人岩美自然学校に委託予定
(学生ボランティアも活用)
※NPO法人岩美自然学校の活動状況
…岩美町内で、子ども達に山陰海岸ジオパークの自然を活かした体験を通した教育活動を実践している。
また、岩美町立渚交流館の指定管理を受託。
区 分 | 学 習 内 容 |
自然講座
(山陰海岸学習館) | ・オリエンテーリング
・ジオパークに関する学習
・磯の観察会
・星を見る会 など |
海の体験活動
(渚交流館) | ・シーカヤック
・シュノーケリング
・ジオスポット探検
・キャンプファイヤー
・夜の海水浴 など |
宿泊体験活動
(NPO法人岩美自然学校) | ・岩美自然学校オアシス
・民宿
・キャンプ場 など |
3 背景
○子どもたちを取り巻く環境が変化する中、不登校やいじめ、ケータイやゲームによる子どもの生活の変化など喫緊の課題が増え、体験活動等を通して学ぶことは重要である。
○大山と船上山の自然を生かした様々な体験活動や集団宿泊体験を通して学ぶ教育機関として、県立青少年社会教育施設を設置しているが、海の体験活動を生かしての宿泊施設はない。
○山陰海岸ジオパークのネットワーク加盟認定を受け、県、岩美町など関係機関が連携 して様々な取組を行っている。
4 現状
○現在、山陰海岸学習館では、ジオパーク学習会や磯の観察会などの自然講座を、近隣の渚交流館では、シュノーケリングなどの海の体験活動を行っている。
○鳥取の財産である山陰海岸ジオパークを広め、関係機関が連携しながら、宿泊体験を通して山陰海岸の自然を生かした体験活動のあり方を検討する必要がある。
○その際、近くには鳥取砂丘や浦富海岸島巡り遊覧船などの観光、民宿や牧谷キャンプ場などの宿泊施設もあり、地元町である岩美町等関係機関と連携協力し、地域振興につながる取組にしていく必要がある。