1 要求内容
一般事業要求における「キャリアアドバイザー報酬」の財政課長整理案(△291千円)について、調整要求するものである。
《要求内訳》
◎キャリアアドバイザー報酬 291千円
(単位:千円)
| 一般段階要求額 | 既整理額
A | 調整要求額B | A+B |
キャリアアドバイザー報酬 | 592 | 301 | 291 | 592 |
2 調整要求理由
キャリアアドバイザーは、職員の人材育成の観点から技術伝承を早急に進めていく必要があり、年々活動量を拡大しながら取組を進めている。
今年度は、農林水産部や県土整備部においても、活動量を高めながら取組を進めているところであり、今年度事業においては11月末現在で既に昨年度の実績(昨年度は年間で64回)を上回っており、後半に向けても計画的な事業執行予定している所属もあり、中部地震、熊本地震等震災の影響で技術指導できなかった昨年度の実績額のみでは対応できない。
【参考】決算審査特別委員会文書指摘事項
農業改良普及員は農業試験場等で確立された新技術や新品種等を農家へ普及する重度な役割を担っています。現在、50歳代の普及員が全体の54%を占めており、今後、これらの勤続年数の長い高い技術力を持った普及員の退職により、生産現場の技術指導力の弱体化が危惧されます。
県は若手育成のために普及員退職者をキャリアアドバイザーとして任用していますが、その任期は1年であり、その期間では技術指導力が十分ではありません。ついては、若手普及員の技術力向上のために、キャリアアドバイザーを複数年継続して任用し、若手普及員と一緒に現場を歩いて、安定的に技術指導ができる体制を整えるべきであります。
※この取組の重要性が指摘されており、農林水産部においても活動量をさらに拡大する考えがある。