島根原子力発電所２号機の特別監視対策事業/令和７年度予算/とりネット/ 鳥取県公式ホームページ

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	会計年度任用職員	特別職非常勤職員
当初予算額	251,116千円	52,313千円	303,429千円	6.2人	1.0人	0.0人
当初予算要求額	251,116千円	52,313千円	303,429千円	6.2人	1.0人	0.0人
前年度当初予算額	0千円	0千円	0千円	0.0人	0.0人	0.0人

昨年１２月に再稼働した島根原子力発電所２号機の運転状況を、自治体職員に加え原子力安全顧問の専門的な視点も交えて厳しく監視し、住民に安全状況を説明するとともに、周辺地域の環境放射線量を常時監視し、原発及び周辺地域の安全確保を図る。

【要求額】

２５１，１１６千円

〔内訳〕

（１）原子力発電所の監視（原子力施設等緊急時安全対策交付金）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

項目	内容	要求額
定期的な運転状況の監視	原子力安全顧問、自治体職員（鳥取県、米子市、境港市）が定期的に現地で運転状況を確認し、安全確認を行う。　・年３回程度実施	３５８千円
トラブル発生時の監視	島根原発２号機で安全上重大なトラブル事象が発生した場合、原子力安全顧問と自治体職員（鳥取県、米子市、境港市）が立入調査（事案発生状況の確認、再発防止対策等の確認）を実施し、安全確認を行う。　また、住民の不安解消のため、必要に応じて、発生原因や再発防止対策、原子力安全顧問の確認結果等の安全確認結果について住民に説明する。	６５８千円
安全対策等の監視	島根原発の安全対策等について原子力安全顧問が確認等を行う。	２，８３６千円
合計		３，８５２千円

（２）周辺地域の放射線監視（放射線監視等交付金）

項目	要求額
環境放射線モニタリングシステム整備・維持管理	７７，９８８千円
環境放射線モニタリング測定機器整備・維持管理、緊急時モニタリング要員用資機材整備・維持管理等	１５２，６７２千円
環境放射能サンプリング調査	４７５千円
原子力防災車両（モニタリング車２台サーベイ車２台）維持管理、EMC派遣要員用車両リース	４，２６３千円
国との協議等に係る旅費	３４５千円
その他（通信費、電気代、消耗品費等）	１１，５２１千円
合計	２４７，２６４千円

島根原子力発電所２号機は昨年１２月に約１３年ぶりに再稼働した。鳥取県は、安全協定により周辺県として立地自治体と同様に事業者に対して意見を述べる権利を獲得した。このたび、周辺自治体として初めて再稼働に向き合い、その権利を行使した初の自治体である。

昨年１０月末の燃料装荷以降、本県は米子市及び境港市と合同で特別な監視体制をとり、再稼働工程の結節における幹部職員の立会、中国電力からトラブルの連絡があった場合には、直ちに現地へ急行し、安全を監視・確認を行う体制をとった。
今回の再稼働工程時に実施した特別な監視体制は、島根原子力発電所の安全確保と住民の不安解消に一定の効果があったことから、周辺地域としてこれからも厳しく安全を監視・確認し、常に安全を第一義として、必要に応じ意見を述べる。
環境放射線モニタリングシステム等により、原子力発電所周辺及び本県内の環境放射線量を常時監視し、緊急時に迅速かつ適切に対応できる体制を維持していく。

区分	事業費	国庫支出金
計上額	251,116	251,116
保留	0	0
別途	0	0

島根原子力発電所２号機の特別監視対策事業