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事業の概要
事業名『農山漁村地域整備交付金事業(県営フォレスト・コミュニティ総合整備事業)』
種類 道路の整備
場所 鳥取市青谷町小畑
規模 (全体計画) 幅員W=4.0m 計画延長L=14.45km
(今回評価区間)幅員W=4.0m、計画延長L=0.3km
期間 平成26年度〜平成27年度
目的 本林道は、鳥取市青谷町の中山間地に位置し、3集落(桑原・八葉寺・小畑)を広域的に結び、広範な森林資源を整備・利用するもの。
○公的造林により人工林のうち57%が水源林に造成されており、今後も継続的な水源かん養機能等の森林の多面的な機能の発揮、維持が重要となっており、間伐等の推進や作業道の整備を行う上で不可欠な路網の骨格となる林道の整備が必要。
○利用区域1,126haの内、人工林は548ha(49%)であり、その中で間伐等の施業が緊急に必要な21〜45年生の林分が66%を占めており、適正な森林管理を行う上でも林道の整備が必要。
○当地域は、椎茸栽培が盛んで、青谷町全体の生産量の約8割近くが本線の林道沿線から搬出された原木から生産されているところ。
段階 施工中
現在の関係資料 評価リスト:12 hyoukago risuto.pdf12 hyoukago risuto.pdf(122KB)
 チェックリスト:13 hyoukago cyekkurisuto.pdf13 hyoukago cyekkurisuto.pdf(246KB)
 位置図・計画図面:03 ichizu.pdf03 ichizu.pdf(156KB)03seibikeikaku.pdf03seibikeikaku.pdf(261KB)
04 sekoujyoukyou gaiyou.pdf04 sekoujyoukyou gaiyou.pdf(1150KB)05 heimenzu 5000 1.pdf05 heimenzu 5000 1.pdf(1350KB)
07 syashinichizu.pdf07 syashinichizu.pdf(5686KB)08 heimenzu 500 1.pdf08 heimenzu 500 1.pdf(1763KB)
09 hyouzyundanmenzu.pdf09 hyouzyundanmenzu.pdf(923KB)
 写真・景観予測図:10 keikanyosokuzu.pdf10 keikanyosokuzu.pdf(305KB)06 syashin rindousyutenfukin.pdf06 syashin rindousyutenfukin.pdf(1595KB)
実施設計段階の評価
事業所管課・係(担当) 農林業振興課・林道担当
評価実施日 平成25年11月19日
回答を求める意見 (1) 根株を無処理のまま林地還元する現在の処理方法は景観上、安全上、ナラ枯れ被害防止上、問題なので検討すること。
(2) カシノナガキクイムシは伐採後の放置された木でも繁殖するため、ナラ枯れ被害防止・景観・安全の観点からも広葉樹伐木の林地還元は枝葉だけとし、幹等はエネルギー源として用いるなど有効活用を検討すること。
(3) 外国産の「在来種」の種子の問題は遺伝的攪乱の可能性が大きく問題とされていることから、コマツナギ、ハギ類、メドハギ、ヨモギ、ススキなどの純国内産種子の使用について検討すること。 なお、もともと外国産の一年生草本の種子については外国産で差し支えない。
事業課回答 (1)・(2)工事にかかる支障木は、スギやヒノキなどの有用材のうち売却可能なものは売却し
ます。売却出来ないもの及び根株等については、ご指摘の点を考慮し、極力チップ化し緑化基盤材として使用するなどの活用方法を検討します。
(3)在来種の純国内産種子の使用については、全国的に安定供給体制が整っておらず、実現性や施工単価面での課題があります。また、当事業は国庫補助事業であり、国の定めた手引き等に基づく「生物多様性保全上、重要な地域」に事業地が該当しないと判断されるため、標準的な市場単価施工によらない特段に環境に配慮した緑化工法を現時点で採用することは難しいと思われます。
当県の林道における法面緑化については、国立公園内や沿道に森林公園や展望台があるなど、特に景観に配慮する必要がある場合を除き、客土吹付等の植生工を行い、在来種であるハギ類等の低木林による早期樹林化を目標としており、当林道も同じです。また、ハギ類以外の多年生草本種についても可能な限り在来種のみの配合により実施したいと考えています。

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